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パチンコ「約2250発ループ」と多彩な演出で魅了…人気シリーズの礎を築いた初代マシン!!
日本のマンガ界に燦然と輝く名匠・藤子不二雄。藤本弘と安孫子素雄コンビによる共同ペンネームで、「オバケのQ太郎」「ドラえもん」「忍者ハットリくん」など昭和を代表する名作をいくつも生み出している。
藤子不二雄の作品といえばSFやギャグ要素の強いファンタジーな作風の印象であるが藤子不二雄Ⓐによる作品は「魔太郎がくる!!」や「黒ベエ」のようなブラックユーモアたっぷりの怪作も多い。
その代表となるのが「笑ゥせぇるすまん」で、喪黒福造を名乗る謎のセールスマンが巻き起こす非情な物語が妙に心に残る不思議な作品だが、このマンガをモチーフにしたパチンコ機が2000年に奥村から登場。その名もズバリ『CR笑ゥせぇるすまん』である。
次回まで継続するループタイプの確変機能を搭載し、大当り1回あたりの出玉は約2250発で突入率1/2のオーソドックスなスペック。5回リミッター規制は撤廃されたが大当り終了後の時短機能は搭載されていないので、スペック的な特徴を見出しにくかった時期となる。
従って、版権のコンテンツ力や演出に注力や変化を要することになり、当時まだそれほど盛んではなかったタイアップ機のしかも「藤子不二雄」という大看板の作品で注目を集めた。
演出自体はシンプルだが、喪黒福造という特異なキャラクター性を全面に押し出した怪しい雰囲気の演出は味のあるもので、予告にリーチに喪黒福造が大活躍。喪黒福造の顔が浮かんでは消えていく「消灯リーチ」や「ホーホッホッホ」という特徴のある笑い声やおなじみ「ドーン」演出で大当りを狙う。
一方、一言も言葉を発しないのに抜群の存在感を示す影の主人公、バーのマスターも登場。マスターがピカピカに磨いたカウンターの上を絵柄がすべっていく「カウンターリーチ」や9分割で隠されたコマを拭き取っていく「スクラッチリーチ」などマスター系の演出も搭載されている。
ほかにも、多彩なパターンから発動する「チャンス目」や、ほとんどガセだが2匹出現時にリーチになれば確変濃厚となる予告など、細かい設定や法則が組み込まれた丁寧な作りの演出となっている。
初代のヒットにより第5弾『PACHINKO CR笑ゥせぇるすまん~欲望の大都会~』まで継続する人気シリーズ機としての地位を確立したが、メーカーが消滅してしまうという憂き目に合う。
それからは版権がサンセイR&Dへと移り変わり、その系譜が受け継がれることとなった。奥村が育んできた『笑ゥせぇるすまん』シリーズ。今後も魅力的な後継機がリリースされることを願うばかりである。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。
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