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JRA【観戦記】アルゼンチン共和国杯(G2)武士沢友治が見せた渾身の一撃! 大穴騎手が1番人気で勝利した2006年トウショウナイト

JRA【観戦記】アルゼンチン共和国杯(G2)武士沢友治が見せた渾身の一撃! 大穴騎手が1番人気で勝利した2006年トウショウナイトの画像1

 週末はアルゼンチン共和国杯(G2)、みやこS(G3)、京王杯2歳S(G2)、ファンタジーS(G3)と4つの重賞レースが行われる。この中で最も歴史があるのは今年で59回目を迎えるアルゼンチン共和国杯だ。

 過去にスクリーンヒーローやゴールドアクター、シュヴァルグランといった名馬が優勝してきたレース。一方でハンデ戦ということもあり、格下の馬や中堅騎手の活躍も見られる。その中で、今や関東の中堅騎手に位置する武士沢友治騎手に初めて重賞制覇を届けたのが2006年のトウショウナイトだ。

 トウショウナイトは父ティンバーカントリー母ミッドナイトオアシスという血統で、生産者はトウショウ牧場。今は解散してしまったが、かつてトウショウボーイ、シスタートウショウ、スイープトウショウなどの名馬を生産した名門中の名門だ。

 馬主の藤田衛成氏はトウショウ牧場の代表で、トウショウ牧場を創業した藤田正明氏の三男である。管理する保田一隆調教師は、厩舎開業2年目にセイウンスカイで皐月賞(G1)と菊花賞(G1)を制していた。

 新馬戦から手綱を取る武士沢騎手は1997年に騎手となったが、同期にデビュー週で重賞制覇と派手な活躍を見せた武幸四郎騎手や、1年目から33勝をあげた秋山真一郎騎手などがいたこともあり、あまり目立つ存在ではなかった。1997年のデビュー1年目はJRAで8勝、そして2010年までJRAでの最高勝利数は19勝が3度と20勝の壁は高く、その後始めて20勝に到達したのは15年目の2011年だった。

 そんな武士沢騎手に大きな転機が訪れる。トウショウナイトとの出会いだ。

 札幌の新馬戦に騎乗して3着に好走すると、中1週で出走した未勝利戦を勝利。その後は重賞、オープン特別、条件戦で8連敗と結果が出なかったが、初めて2300mの長距離戦に出走すると一気に才能が開花する。芝の2300m、2500m、2500mで3連勝をやってのけ、勢いに乗って挑んだ重賞の京都記念(G2)では6番人気ながらナリタセンチュリーの2着に好走。続く日経賞(G2)も2着と好走し、決してフロックではないことを証明。さらに天皇賞・春(G1)は上がり最速となる34秒1の豪脚で、スズカマンボの4着に好走。長距離戦での適性を見せつけた。

 しかしその好走を最後に不振に突入する。宝塚記念(G1)から9連敗と勝利から遠ざかり、鞍上も藤田伸二騎手に乗り替わることもあった。しかし再び武士沢騎手の手に戻ると、札幌日経オープンを勝利し、京都大賞典(G2)で同じトウショウ牧場のスイープトウショウと0.1秒差の3着に好走。初重賞制覇を目指し、アルゼンチン共和国杯に出走することになった。

 この年のアルゼンチン共和国杯は、天皇賞・春で先着を許したアイポッパー、阪神大賞典(G2)で2着の実績があるトウカイトリック、日経賞の勝ち馬ウインジェネラーレといった馬が出走。その中でトウショウナイトは単勝4.1倍ながら1番人気に支持された。それまで重賞に47回騎乗し、1~2番人気に支持されたことがなかった武士沢騎手にとって、この1番人気は相当なプレッシャーだったのではなかろうか。

 トップハンデは58kgのアイポッパー、そしてトウショウナイトは57.5kgのハンデを課せられた。もっとも軽かったのは50kgのアドバンテージ。レースはそのアドバンテージが軽量を活かし、好スタートから淡々と逃げていく。しかしメジロコルセアが同馬をマークするようにピッタリと付け、この2頭から5馬身ほど離れてスズジャパンやブリットレーンが続いていく。

 武士沢騎手は5番手で折り合い、3コーナーから徐々に動き始めると、4コーナーでは3番手まで浮上。抜群の手応えで直線に向いた。第4コーナーではほぼ横に一直線、ハンデ戦ということもあり見応えのある叩き合いとなった。しかし底力で勝るトウショウナイトが抜け出すと、武士沢騎手は懸命に鞭を振るい押し切りを図る。そこに馬群を縫って追い込んできた横山典弘騎手のアイポッパーが並びかける。激しい競り合いの末、クビ差しのいだのがトウショウナイトだった。

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