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JRA【エリザベス女王杯(G1)展望】”幻の秋華賞馬”レイパパレがC.ルメール騎手と1年越しの新コンビ! 正真正銘の秋華賞馬アカイトリノムスメと一騎打ちへ
レイパパレとアカイトリノムスメの間に割って入るのはウインマリリン(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎)だろう。前走のオールカマーは、自己最高馬体重で出走し、牡馬相手に快勝。フローラS(G2)、日経賞(G2)に続き重賞3勝目を飾った。
天皇賞・春(G1)でも5着に好走したように、長距離実績は頭一つ抜けている。スタミナが問われる展開になれば、あっさり勝つシーンがあっても驚けない。
鞍上はもちろん横山武史騎手が務める。菊花賞(G1)、天皇賞・秋(G1)とG1・2連勝中で、これはもはや勢いではなく実力。ここでも武史マジックは炸裂するか。
ウインはウインでもウインキートス(牝4歳、美浦・宗像義忠厩舎)も充実一途。オールカマーではウインマリリンに1馬身半差をつけられ2着に敗れたが、道中の位置取りの差も大きかった。
デビューから18戦で、掲示板を外したのは2回だけ。3月の日経賞(G2)は15着に大敗したが、この時は3コーナーで致命的な不利を受け、後方に下がってしまい、度外視できる競馬だった。
その後、目黒記念(G2)で牡馬を一蹴。続く札幌記念(G2)で9着に敗れたが、この時はプラス18kgという太目残りだった。どちらの大敗も敗因がはっきりしているだけに、ここでも侮れない存在だ。
カギを握るのは初めてとなる関西圏への長距離輸送と初めて背負う56kgの斤量か。この2つを克服できれば、勝機もあるだろう。

テルツェット(牝4歳、美浦・和田正一郎厩舎)は、4月のダービー卿CT(G3)で重賞初勝利。勢いを買われたヴィクトリアマイル(G1)では3番人気に推されたが、出遅れも響いて14着に惨敗した。
その後は函館開催のクイーンS(G3)で、後方一気の差し切り勝ちを収め改めて素質の高さを示した。地力はあるが、マイルを中心に使われてきただけに、やはり距離の克服が課題となりそうだ。

ここ3戦は川田将雅騎手とコンビを組んでいたデゼル(牝4歳、栗東・友道康夫厩舎)。今回は昨年ローズS(G2)以来となる武豊騎手を鞍上に据えて戴冠を狙う。
前走の府中牝馬S(G2)はまさかの16着惨敗も、休み明けはイマイチのタイプで、巻き返しに期待。ただし、勝ち鞍は1600~1800mで、2000m以上は3戦未勝利。この馬にも距離延長が大きな壁として立ちはだかる。
この他には、3月の中山牝馬S(G3)で重賞初制覇を飾り、続くヴィクトリアマイルでも2着に好走したランブリングアレー(牝5歳、栗東・友道康夫厩舎)、ハイレベル3歳世代のもう1頭、ステラリア(牝3歳、栗東・斉藤崇史厩舎)も侮れない。
他にも、現在3戦連続で重賞馬券圏内というクラヴェル(牝4歳、栗東・安田翔伍厩舎)、昨年の秋華賞3着馬のソフトフルート(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)もチャンスをうかがう。
今年は3歳馬が2頭とやや寂しい頭数となったが、世代レベルの高さを証明できるか。それとも古馬勢が意地を見せるのか。発走は15時40分を予定している。
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