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JRA馬主リーディング565位へ急降下! 「ハマの大魔神」が直面した試練とV字回復の切り札は?

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 2021年も残すところ1か月半。馬主リーディング争いは32億円を獲得しているサンデーレーシングと約28億円のキャロットファームの一騎打ちとなっている。

 少し離れた3位にシルクレーシングが続き、ノーザンファーム御三家と呼ばれる一口馬主クラブが上位を独占。4位に社台レースホース、そしてようやく5位に金子真人氏(名義は金子真人ホールディングス)、6位に松本好雄氏という個人馬主が続く展開となっている。

 今年の3歳牝馬三冠路線を盛り上げたのは5位の金子氏だった。所有するソダシが桜花賞(G1)、アカイトリノムスメが秋華賞(G1)を制覇。両馬の父母などが自身の所有馬だったことから「リアルダビスタ」「リアルウイポ」などと話題になった。

 基本的に“馬主業”で黒字を出すことは至難の業といわれるが、金子氏は数少ない成功者の一人である。そんな金子氏に負けず劣らず成功を収めているのが、日本のプロ野球だけはなく、アメリカのメジャーリーグでも活躍した「ハマの大魔神」こと佐々木主浩氏だ。

 所有頭数は年間2~3頭という少数精鋭ながら、持ち前の相馬眼で“走る馬“を発掘してきた。これまでJRAで26頭をデビューさせ、16頭が勝ち上がり。うちハルーワスウィートの仔であるヴィルシーナ、ヴィブロス、シュヴァルグランの3頭で国内G1を計4勝している。これまで獲得した賞金は26億円を超えており、単純計算で1頭あたり1億円を稼いでいるなら、おそらく収支は大幅黒字だろう。

 しかし、そんな佐々木氏も直近では17年にシュヴァルグランでジャパンC(G1)を制して以降は下降線を辿り、今年の成績はなんと9戦1勝とパワーダウン。獲得賞金も約1300万円にとどまっている。今年の馬主リーディングは565位と、4年前の22位から急降下してしまった。

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 先週の福島記念(G3)にブラヴァスを出走させたが、まさかの14着大敗。そのブラヴァスの母といえば、佐々木氏にG1初勝利をもたらしたヴィルシーナである。

 ブラヴァスは初仔として、昨年の新潟記念(G3)を制覇するなど活躍したものの、今年は4戦連続8着以下と苦しんでいる。もちろんヴィルシーナの他の仔たちも佐々木氏が所有しているが、決して順風満帆とはいえないようだ。

「ブラヴァスのすぐ下の弟レヴィオーサは中央で勝ち上がれず、3歳夏に地方に転厩しました。2勝してすぐに戻ってくるかと思われましたが、1勝しただけで、今年の春には重度の骨折をしてしまうという不運にも見舞われました。

その下の妹ディヴィーナは2歳夏にデビュー予定も、順調さを欠いて初出走は今年の5月でした。これを一発回答で勝ち上がりましたが、登録があった秋華賞トライアルのローズS(G2)は賞金不足で除外され、その後も1勝クラスにとどまっています。

さらに今年デビュー予定だった2歳のグラヴィタスは蹄葉炎を患って登録をすでに抹消済み。そして、20年春に出産予定だったロードカナロア産駒は流産だったという情報もあります。初仔ブラヴァスは重賞ウイナーになったものの、ヴィルシーナの仔は総じて体質が弱いのかもしれませんね」(競馬誌ライター)

 高い確率で“走る馬”をターフに送り込んできた佐々木氏だが、特に今年は経験したことのない壁にぶち当たっている。そんな佐々木氏の逆襲の切り札になり得る存在がいる。

 イヴィステラという2歳牝馬で、父ハーツクライ、母ハルーワスウィートなので、シュヴァルグランの全妹ということになる。

「イヴィステラは9月中旬にすでにゲート試験に合格しています。秋にデビューという話もありましたが、その後は放牧に出たままデビューのメドはまだ立っていないようです。年内は厳しいかもしれませんが、兄姉3頭がG1馬ですから、今年の不振も相まって佐々木オーナーの期待は大きいでしょうね」(同)

 26頭中3頭がG1馬という強運オーナー「ハマの大魔神」のV字回復はあるか。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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