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JRA「ちょっと声出た」も誤報でファン安堵!? マイルCS(G1)実は買い要素満載ダノンザキッドに“替え玉疑惑”浮上も…
「電車の中で見てて、ちょっと声出た。帰ったら富士Sのパドックをレーシングビュアーで見直す。←ダノンザキッドさん」(原文ママ)
18日(木)夕方、Twitterでそうつぶやいたのは競馬評論家の須田鷹雄氏だ。
このツイートの数分前、JRAは21日に開催されるマイルCS(G1)出走馬の調教後馬体重をホームページ上に公開していた。
阪神への長距離輸送を控える関東の有力馬では、シュネルマイスターとサリオスが10kg以上の増加。一方、1番人気が予想されるグランアレグリアは前走と同じ504kgと発表された。
通常JRAはG1レースが行われる木曜夕方に参考値として調教後馬体重を発表しているが、もちろん当日までに大きく変動することもある。調教や輸送を経て、増えることはまれで、減ることがほとんどだ。変動幅が大きいだけに、気にするファンはそこまで多くはないだろう。
しかし、この日発表された16頭のうち、ある馬の体重が目を疑うような数字だったという。

「ダノンザキッドの調教後馬体重が488kgと記載されていました。前走・富士Sの時が526kgなので、1か月弱で『38kg』も減ったことになります。
この数字を目にすれば、須田さんが電車内で声を出してしまう気持ちも分かります(笑)。同馬のこれまでの最低馬体重がデビュー戦で計測した496kgなので、明らかに減りすぎですよね。いち早くこれに気づいたファンから、JRAのミスを指摘する声がSNSなどで上がっていました」(競馬誌ライター)
「ダノンザキッドの体重ごっそり持っていかれすぎや なんかと入れ替わったとか?w」と、Twitterには冗談で“替え玉”を疑うファンの声もあったが、JRAは数分後に数字を訂正。何事もなかったように馬体重は488kgから530kgに「42kg」も上方修正されていたという。
「真相は不明ですが、おそらく単純なミスでしょうね。しかし、ダノンザキッドに注目しているファンは一瞬肝を冷やしたかもしれません。誤報だったことが分かり、安堵したことでしょう」(同)
前走・富士Sは2番人気で4着に敗れ、3連敗中のダノンザキッド。今回はおそらく6番人気前後まで一気に人気を落としそうだ。しかし、本馬を見限るのは早計だという。
「休み明けをひと叩きされ、調教での動きは良化しています。レース前にテンションが上がりやすい馬で、今回は長距離輸送がないのはプラスになるでしょう。デビュー戦で阪神を走って以降はずっと関東への遠征でしたからね。
さらに鞍上の川田将雅騎手がグレナディアガーズではなく、ダノンザキッドを選んだこともポイントが高いですね。安田記念のダノンキングリーと相通じるものがあります。
そして、なんといってもこれまで数多くの名マイラー、名スプリンターを育て上げてきた安田隆行厩舎ですから、2度目のマイル戦で一変があっても驚けませんよ」(別のライター)
こう見ると、実は買い要素満載のダノンザキッド。当日の馬体重が極端に減っていなければ、ぜひ買い目に入れておきたい1頭だ。
(文=中川大河)
<著者プロフィール>
競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。
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