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JRA阪神JF(G1)武豊「ダービーへ行きましょう」力強さに股間を覗き見?ウォーターナビレラに懸かる最強牝馬候補の「後継」ミッション!
「デビュー前のファインモーション(’99年生まれ、父デインヒル、母ココット、栗東・伊藤雄二厩舎)にまたがったときに、その力強さに思わず鼻息を荒くしてしまい、伊藤調教師(’07年に勇退)に『先生、これでダービーに行きましょう』って言っちゃったことがあります。先生は少しあきれたような顔をされて、素っ気なく『牝馬だけどな』という返事。慌てて馬から下りて、ファインモーションのまたぐらを覗き込んでしまったことを思い出します」
詳細は本記事をご覧いただきたいが、武豊騎手が牡馬と牝馬の違いについて語るエピソードとして、真っ先にファインモーションの名前を挙げている。それだけ牡馬勝りの馬だったということだろう。
そんなファインモーションは、3歳秋にエリザベス女王杯を勝利後、有馬記念(G1)へ出走するも1番人気の期待を裏切り5着に敗れてからリズムを崩してしまう。古馬になってG2を2勝したが、結局3度目のG1勝利には届かず。5歳秋に引退し、伏木田牧場で繁殖入りしたのだが……。
「初年度からキングカメハメハが交配されたように繁殖として大きな期待がかけられていました。しかし、その後も受胎することはなかったといいます。なんでも医学的に受胎することは無理と言われたとか……。結局、当初の最大の使命とされた繁殖牝馬にはなれず、今は伏木田牧場で功労馬として余生を過ごしています」(同)
そんなファインモーションとは血のつながりこそないウォーターナビレラだが、同牧場に現れた待望の活躍馬である。当時のファインモーションには出走する資格すらなかった来春の牝馬クラシックを狙うためにも、2歳女王の座は譲れない。
そしてまだまだ先の話だが、ファインモーションが叶えられなかった繁殖牝馬として伏木田牧場を支えていくというミッションもいずれ担うことになるだろう。
ウォーターナビレラはファインモーションと同じように無傷のままG1制覇を達成できるのか。その答えはまもなく出る。
(文=中川大河)
<著者プロフィール>
競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。
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