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有馬記念(G1)女帝クロノジェネシスVS強力3歳勢に待った⁉︎ 展開の鍵を握るのは、大波乱を演出したツインターボの後継者

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エフフォーリア 撮影:Ruriko.I

 9日、総決算・有馬記念(G1)のファン投票の最終結果が発表された。それに伴い各陣営からも出走の可否が公表されはじめ、出走メンバーも徐々に固まりつつある。

 3歳勢では天皇賞・秋(G1)を制したエフフォーリアをはじめ、菊花賞馬タイトルホルダー、中山巧者のアサマノイタズラなどが出走を予定している。ハイレベル世代と言われるこれら強力3歳勢を、現在の芝の中距離界では抜けた存在と言っていい女帝クロノジェネシスが迎え撃つ構図となりそうだ。

 1年の総決算であり、お祭り的な意味合いもあった有馬記念は、かつては現役最強を争うトップホースがこぞって出走し、ライバル同士の死闘やドラマチックな波乱の展開も多かった。

 ただ、ここ数年はファン投票で選出されても、海外遠征などを理由に有力馬が出走を回避するケースも増えてきている。その結果、実力に開きがあるメンバー構成になることが増えたため、人気通りの比較的堅い決着になる事も多い。

 普段はあまり競馬をしない人も、有馬記念だけは年末の宝くじ感覚で馬券を買う、という話もよく耳にするが、実際にはなかなか年末ジャンボ級の配当には至っていないのが実情だ。

 ところが、今年は例年と違って少し波乱の雰囲気が漂っている。

 その鍵を握るのが先月の福島記念(G3)で大逃げを打ち見事に圧勝し、令和版ツインターボとして話題になったパンサラッサ(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)の存在だ。

 本家ツインターボと言えば、かつて果敢な大逃げを武器に重賞3勝を挙げ、多くのファンに愛された快速馬だ。有馬記念で思い出されるのは、ダイユウサクが勝利した1991年のレースだろう。

 ツインターボがハイペースで逃げ、当時の絶対王者メジロマックイーンが4コーナー手前から早めに捕まえに行ったところを、直線で内からスルスルと伏兵ダイユウサクが抜け出し、してやったりの勝利を挙げた。単勝137倍14番人気の大穴馬のまさかの勝利に、実況が思わず放った「これはびっくりダイユウサク!」というフレーズは競馬ファンの間では語り草だ。

 そんな大波乱を演出した影の立役者はハイペースで逃げ、絶対王者の早仕掛けを誘ったツインターボといえるだろう。

 今年は、快速馬ツインターボの後継者パンサラッサが出走するだけでなく、前走菊花賞(G1)で逃げ切り勝ちを収めているタイトルホルダー、前走ジャパンC(G1)で逃げたアリストテレス、前々走フォワ賞(仏G2)で逃げ切り勝ちのディープボンド、大逃げや向正面での大捲りなど大胆な戦法を取ることが多いキセキなども出走を予定している。

 特にパンサラッサとタイトルホルダーは逃げ戦法に転じてから好結果を出しているだけに、どちらも簡単には引かない可能性が高い。また大本命のクロノジェネシスも3コーナー過ぎから比較的早めに動いて長くいい脚を使うタイプだけに、ハイペースに巻き込まれると、かつてのメジロマックイーンのように足をすくわれかねないだろう。

 そうなってくると、アカイイトやステラヴェローチェなど一発を狙う後方待機馬にも、ダイユウサクのような波乱を起こすチャンスは十分ありそうだ。

 古くから、「逃げ馬がドラマを作る」と言われるように、快速馬の揃う今年の有馬記念は一筋縄ではいかないかもしれない。

(文=椎名佳祐)

<著者プロフィール>
 ディープインパクトの菊花賞を現地観戦し競馬にのめり込む。馬券はアドマイヤジャパン単勝勝負で直線は卒倒した。平日は地方、週末は中央競馬と競馬漬けの日々を送る。

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