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JRA近親にピクシーナイトを持つ「良血馬」がデビュー戦鮮やかにデビュー勝ち! 見えてきた新種牡馬イスラボニータ産駒の「買い時」

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津村明秀騎手

 12日、中山競馬場で行われた5Rの新馬戦は、津村明秀騎手の2番人気のパンテレリア(牡2歳、美浦・林徹厩舎)が勝利。新種牡馬イスラボニータ産駒が、直線最内から鮮やかに抜け出して見事にデビュー戦で白星を決めた。

「ゲートをしっかり出て、いい位置がキープできました」

 フルゲート16頭によって争われた、芝1600mの一戦。騎乗した津村騎手のコメント通り、2枠3番からポンと好スタートを切ったパンテレリアは、先行勢を行かせてインの6番手からの競馬。すぐ前に1番人気のスパイダーゴールドを見る絶好のポジションで4コーナーを回り、最後の直線を迎えた。

 直線では外に出したスパイダーゴールドとは対照的に、津村騎手とパンテレリアは迷わず内を選択。ぽっかりと空いた内ラチ沿いから矢のように伸びて後続との差を広げると、最後は外から迫ってきたスパイダーゴールドに3/4馬身の差をつけて1着でフィニッシュした。

「1番人気のスパイダーゴールドは、今年のきさらぎ賞(G3)を勝ったラーゴムの半弟ということで評判を集めていましたが、最後は直線での進路取りが明暗を分ける形となりました。

インを突いて瞬時に抜け出した津村騎手の騎乗は見事だったと思います。勝ち時計の1分36秒7は決して目立ったものではありませんが、最後までラップを落とさずに加速している点も評価できます」(競馬誌ライター)

 勝ったパンテレリアは近親に、今年のスプリンターズS(G1)勝ち馬で、香港スプリント(G1)にも参戦したピクシーナイトがいる良血馬。一族には他にも重賞3勝のウキヨノカゼや、阪神牝馬S(G2)を勝ったクィーンズバーン、南部杯(G1)で2着に入ったダノンカモンなど重賞活躍馬がズラリと並ぶ。

 また父イスラボニータの産駒は、先週のピンクセイラーに続いて2週連続で中山の新馬戦を勝利。前日には黒松賞(1勝クラス)でニシノレバンテが特別勝ちを収めている。

 現役時代に皐月賞(G1)を勝っているイスラボニータは、デビューした産駒がここまで芝ダート合わせて14勝。そのうちの1/3以上にあたる5勝を、皐月賞の舞台でもある中山競馬場で挙げている。今後も同競馬場では注意しておきたい種牡馬の1頭となりそうだ。

「これから成長してくれば上のクラスでもやれると思います」

 パンテレリアの将来性についてそう語った津村騎手。本馬は6月5日の遅生まれのため、まだまだ伸びしろはたっぷりと残していそうだ。ちなみに菊花賞(G1)を勝ったダンスインザダークや、無敗で牝馬二冠を制したカワカミプリンセスと同じ誕生日である。長い目で見守っていきたい。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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