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JRA「ノーステッキ」の怪物はまるでドゥラメンテ、戸崎圭太が認める逸材は能力も癖も二冠馬を彷彿!? 陣営は早くもG1を意識

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戸崎圭太騎手

 5日、中山競馬場で行われた10RジュニアC(L)は、戸崎圭太騎手の2番人気インダストリア(牡3歳、美浦・宮田敬介厩舎)が優勝。直線で外から上がり最速の末脚を繰り出して、差し切り勝ちを収めた。

「ポテンシャルは高いものを秘めています」

 レース後、戸崎騎手がそう振り返った通り、まさにこれから重賞やG1での活躍を予感させる圧巻のパフォーマンスだった。

 9頭立ての芝1600m戦でまずまずのスタートを切ったインダストリアは、道中で4、5番手の中団を追走。最後の直線で外に持ち出されると、一気に加速。上がり3ハロン34秒3の末脚で、粘り込みを図るベルウッドブラボーら先行各馬を一気に飲み込み、2馬身半差の完勝を収めた。戸崎騎手のステッキが入らずとも、これだけ派手な勝ち方を見せたのだから、相当な実力の持ち主といえるだろう。

 リオンディーズ産駒のインダストリアは、半兄にマイル重賞3勝のケイデンスコールがいる良血馬。父や兄は、マイラーだったが、本馬もまた将来的に名マイラーとなる可能性を感じる走りだった。初めてのマイルで名手が唸るパフォーマンスをいきなり披露するのだから、よほど1600mが合っていたのだろうか。

「超がつくスローペースを後方一気で差し切った前走など、戦前から能力は高いと感じていましたが、まさかこれほどまでとは……。血統面からもやはりマイルが合っていたのでしょう。サンデーレーシングの所有馬なので、同じ勝負服だったドゥラメンテの皐月賞(G1)を思い出しました」(競馬記者)

 記者が話す皐月賞は2015年のことである。インダストリアと同じくサンデーレーシングのドゥラメンテが直線で外から悠然と差し切って、一冠目を手にした。舞台も同じく中山競馬場ということで、不意に思い出したのだという。

 ただ、インダストリアを「ドゥラメンテ級」と称したのには、もう1つ別の理由が存在する。それは当時のドゥラメンテが4コーナーで外に大きく張ってサトノクラウンの妨害をしたように、インダストリアも直線で外に張る面が見られたからだ。この癖は前走でも見られており、戸崎騎手や前走まで騎乗していたC.ルメール騎手も課題に挙げていた。

「パトロールビデオを見ていただけると一目瞭然でかなり外に膨らんでいます。ノーステッキで勝ったというのは、聞こえはいいですが実情は修正で手一杯だったのではないかと思います」(同)

 しかし、インダストリアの悪い点を挙げるならば、それぐらいしか粗が無いのが事実だ。宮田師も「左に流れてしまうところは今後の課題です」と、弱点を認めながらも「逆にそこくらいしかないですね」と、管理馬の素質を高く評価している。

 宮田師が、レース後に春の大目標がNHKマイルC(G1)であると公言するほど惚れ込んでいる逸材だ。NHKマイルCの舞台となる東京コースは、得意としている上に左回りだ。本番でも左に寄れるようなことがあっても、右回りよりはロスが少ない。

 年始早々に3歳マイル王候補に名乗りを上げたインダストリア。兄が僅差で掴み損ねた3歳マイル王の座を掴むことに期待したい。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

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