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パチンコ爆速ブームの火付け役『ダンバイン』を打てる “今”を大事に…超速×高ループRUSH最後の勇姿を見届ける

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怒涛の連チャンでプレイヤーを魅了した『ぱちんこCR聖戦士ダンバイン』

 タイムリープものが大好物でして。「時をかける少女」にはじまり「ルーパー」「プリデスティネーション」「リプレイ」「テネット」「Re:ゼロ」に「シュタゲ」と枚挙に暇がありません。

 ちなみに超名作、みんな大好き「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は「タイムトラベル」だそうで。自分の意識や体が現在のまま時空移動するのはこちらで、つまり「過去の自分と出会う」系。タイムリープは過去とか未来とかに存在するその時代の自分に、今現在の意識(記憶とか知識とか)が注入されることのようです。

 時空を旅するのはロマンですが、どの作品も結局言ってることは「今が大事」なんですよね。タイムリープ作品のなかでも1番好きといってもいいかもしれないドラマ「プロポーズ大作戦」でも名言があります。「明日やろうはバカヤロウ」。

 このたびの旧基準機撤去ではこれを痛感させられました。まだ猶予があるだろうと先延ばしにしていると気がつけばいつのまにか市場から消え、結局打てないままに終わってしまうのです。あー『ハイパーリノ』と『キングリノ』マジで打ちたかった。

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 この段階にいたっては多少無理めな状況もありますが、打ちたい機種があったら即行動ですよ。「明日打とうは慰霊塔(いれいとう)」。なんかバシッと名言ぶちかましたかったんですが、こんなわけのわからないのしか出てきませんでした。

 さて「枕なげえよバカヤロウ」と編集部に怒られながら展開するCR終活。今回は連チャンスピードスター『ぱちんこCR聖戦士ダンバイン』であります。

 このマシンが登場した時の衝撃といったら半端なかったですよね。体感したことのない速度で押し寄せる怒涛の大当りの波。気がつけば10連、20連と大爆発している連チャン力。パチンコ新時代の幕開けを予感させるような機種です。

 逆に連チャンしない時の虚無感も、これまで以上に打ち手に響いていた印象。あっという間にSTが終了してしまった際には「二度と打つか、こんな台」と悪態をつくまでがワンセットですが、次の日にはもう打ちたくなっています。

 そのゲーム性は、現状でP機最大のヒットを飾った『P大工の源さん超韋駄天』が本機を文字って「源バイン」と呼称されている事実を考えると、その先見性、時代を捉える力は見事というほかありません。

 また、大当り確率が1/319.7のミドルタイプ、同1/256のライトミドルとデジハネタイプ(1/99.9)、全3パターンのスペックタイプを取り揃えてくれたところも高く評価したいです。

 時間や状況、お財布事情などプレイヤーのさまざまなシチュエーションにそって選ぶことができる懐の深さ、ユーザーライクな姿勢。好感しかありません。

 長期間の稼働によってバイン役物が下がりっぱなしになったり、チャンスボタンがきかない台もちらほら見かけますが、CR機が誇るスピードキングの最後を見届けることができてよかったです。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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