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JRA「68万馬券」京都記念(G2)12番人気アフリカンゴールド「推奨」に絶賛の嵐! 大人気血統予想家が見せた「奥の手」がドンピシャ

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「井内さん言ってたね」「井内のおかげで助かった!」

 13頭中12番人気のアフリカンゴールド(セン7歳、栗東・西園正都厩舎)が勝利し、三連単67万9100円という大波乱に終わった京都記念(G2)。レース後、SNSや掲示板などでは、そんな競馬ファンの声が散見された。

「井内」とは「調教捜査官」の異名で知られる井内利彰氏のことで、『netkeiba.com』の連載コラム中の人気コラム『調教Gメン研究所』にて、この日2番人気に支持されたレッドジェネシスに対し「あまり高い評価はできない」と厳しいジャッジを下していたからである。

 その結果レッドジェネシスは、まさかの最下位に大敗……。レース後に、あのコラムを見た競馬ファンから感謝のコメントが飛び出すのも当然だろう。

 だがこの日の“主役”は、見事な慧眼を披露した「調教捜査官」ではなかった。

「まさに神だわ!」「やっぱ、この人の理論やべえ!」「信じたおかげ、ありがとうございます!」「完璧すぎる。素晴らしい!」などなど……SNSや掲示板などで絶賛の声が相次いだのが、血統予想家の亀谷敬正氏だ。

 井内氏と同じく『競馬予想TV!』(フジテレビ系)のレギュラーを務めるなど、幅広い活躍で知られている亀谷氏。今週の『netkeiba.com』の連載コラム『血統ビーム的 傾向と対策』では、なんと12番人気で1着だったアフリカンゴールドをただ1頭だけ推奨しているのだ。

 亀谷氏は独自の血統理論で、今回の京都記念が2200mという非根幹距離で行われていることに注目。「年末年始の非根幹距離重賞で存在感を示した種牡馬はキズナ」としたが、残念ながら産駒の出走はなく、不利な状況からのスタートだった。

 そして亀谷氏が次に着目したのが、キズナ以前に非根幹距離重賞で存在感を示していた種牡馬ステイゴールドだ。2015年に他界しており産駒数が限られているだけに、まさに“奥の手”といったところだが様子だが、今回の出走馬ではアフリカンゴールドだけが唯一該当した。

 すでに7歳を迎えているアフリカンゴールドだが「キャリアを重ねてガッツを引き出される産駒が多い」と、ステイゴールド産駒ならではの特徴を指摘。実際にレース後には、波乱の立役者となった国分恭介騎手が「歳は取っていますが、馬はまだ若い。今日も返し馬で落とされそうになりました」とコメントしている。

 一方で、アフリカンゴールドが5着に敗れた前走の日経新春杯(G2)も2200mの非根幹距離重賞だった。だが、亀谷氏は「タフな馬場と直線が短くなることで、前走よりも直線スピードが削がれれば相対的に有利」になると分析。『netkeiba.com』で公開している予想では見事、三連複7万3310円を的中させている。

 自らアレコレと予想し、的中の喜びを味わうのが競馬の醍醐味と言えるが、今回のような難解なレースでは専門家たちの予想を参考にしてみてはいかがだろうか。「有名な人気予想家には、ファンから支持されるだけの力や理論がある」そんな当たり前のことを改めて実感させられた今年の京都記念だった。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

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