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JRAチューリップ賞(G2)ナミュール匹敵の「衝撃デビュー」にファン騒然……遅過ぎた「幻の桜花賞馬」サンクフィーユは絶対に覚えておきたい1頭

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JRA遅過ぎた「幻の桜花賞馬」登場にファン騒然! ナミュールに匹敵のパフォーマンスで衝撃のデビュー、サンクフィーユは「絶対に覚えておきたい」1頭の画像1
ナミュール 撮影:Ruriko.I

 5日、阪神競馬場で開催されたチューリップ賞(G2)を制したのは、横山武史騎手の1番人気ナミュール(牝3、栗東・高野友和厩舎)。スタート直後の出遅れが響き、4着に敗れた前走の阪神JF(G1)からの巻き返しに成功した。

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 最後の直線で抜け出しに手間取ったものの、進路が開けてからは出色の切れで先行各馬を差し切り。改めて能力の高さを見せつける勝利だった。

「馬の力だけで勝てました。私としては悔いの残る競馬」

 C.デムーロ騎手からバトンを受け取った横山武騎手だが、「スムーズな競馬ではなかった」ことには反省しきり。コンビ2戦目となる桜花賞(G1)での修正を誓った。

 本番と同じ阪神の芝1600mを1分33秒2のタイムで駆け抜け、上がり3ハロン最速の33秒9の切れも優秀なら、おそらく桜の女王に最も近い位置にいるのは、ナミュールという見方が大半だろう。

 これに対し、デビュー戦からいきなりチューリップ賞のナミュールに匹敵するパフォーマンスで新馬勝ちを収めた素質馬の走りも見逃せない。

チューリップ賞と同じ日に登場した大物候補

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川田将雅騎手

 ファンの間で話題騒然となったのは、川田将雅騎手とのコンビで同日5Rの3歳・未勝利を快勝したサンクフィーユ(牝3、栗東・中内田充正厩舎)である。

 奇しくもメインレースと同じ芝1600m条件で行われたデビュー戦で1分33秒3の勝ち時計をマーク。フルゲート18頭立てのレースを最後の直線で10番手から差し切り勝ちを決めていた。

 未勝利戦とはいえ、2月に3歳新馬戦が終了したこともあって、このレースが初出走となったサンクフィーユ。経験馬相手に勝利しただけでなく、2着が前走で実質勝利(1位入線からの降着により3着)していたハギノモーリスだったことにも大きな価値がある。

「初出走馬がG2の桜花賞トライアルと0秒1しか変わらない好タイムで勝利したわけですから、ファンが注目したのも当然でしょう。それも同じ日に同じ条件と比較がしやすい状況でした。

チューリップ賞の2着ピンハイが1分33秒4なので、そのまま当てはめると1分33秒3の勝ち時計は2着に該当します。使われた伸びしろを考えると、かなりのポテンシャルを持っていると思われます」(競馬記者)

 前後半のラップ的など、両レースの流れや展開に似ているところもあり、ナミュールの評価が上がるのと同様にサンクフィーユも評価されたことは不思議ではない。

 ネットやSNSで一部のファンから「待っていた甲斐があった」「オークス(G1)の大本命」「もしかしたら幻の桜花賞馬」と評価する声もあった一方、同馬にとって残念なのは、桜花賞を目指すにはデビューが遅過ぎたことだろう。

 とはいえ、鮮烈なデビュー勝ちは今後の飛躍を予感させるのに十分なインパクトをファンに残したことは間違いない。絶対に覚えておきたい1頭だ。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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