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JRA 谷間の現4歳世代に「砂の大物」が登場!? 良血バーデンヴァイラーともう一頭の「新星候補」とは

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 ダート界にニューヒーロー候補が現れたーー。

 ファンの注目を集めているのが、6日の中山10R・総武S(OP)を快勝したバーデンヴァイラーである。

 昨年12月、C.デムーロ騎手を背に2勝クラスと3勝クラスを連勝。2着に0.7秒差、0.5秒差という圧巻のパフォーマンスでオープン入りを果たすと、休みを挟んで迎えた今回のレースでも2着に0.4秒差をつける快勝。自身の連勝を3に伸ばし、単勝1.6倍の圧倒的支持に応えてみせた。

 ダートの怪物候補が「24馬身半差」の快進撃!

 期待を背負う理由は、その勝ちっぷりだけではない。父・ドゥラメンテ、母・ヴィートマルシェという血統は、日本調教馬として初めてBCディスタフ(G1)を制したマルシュロレーヌの半弟にあたる。先月のサウジC(G1)を最後に引退した姉からバトンを受け取ったかのようなタイミングでの台頭に、ファンの期待は膨らむばかりだ。

 総武Sの内容を見ると、ハナを主張する馬がいない展開を逃げて1000m通過が63秒9。前有利な流れの中で、逃げて上がり最速の37秒8をマークしての勝利だった。走破タイムの1分54秒1も取り立てて強調できるものではなく、今の段階で騒ぎ立てるのは早計という見方もあるだろう。しかし、「4歳馬」のバーデンヴァイラーがここでオープンクラスの一戦をしっかりと勝ち切ったことには大きな意味がある。

 2018年生まれの現4歳世代といえば、エフフォーリアが天皇賞・秋(G1)と有馬記念(G1)を連勝して年度代表馬に輝き、ピクシーナイトがスプリンターズS(G1)を制覇。シュネルマイスターが毎日王冠(G2)を勝ってマイルCS(G1)でも2着に入るなど、3歳の時点で古馬の強豪を相手に好勝負を演じて「黄金世代」とも呼ばれた。

 一方、ダートに目を向けてみると、古馬の壁に跳ね返される馬が続出。昨年11月の室町S(OP)でデュアリストが古馬混合オープンクラスでの世代初勝利を挙げたものの、以降は勝利どころか馬券圏内もなし。2月のフェブラリーS(G1)でソダシが3着に入ったが、これが初めてのダート重賞での馬券圏内突入だ。そして今回、バーデンヴァイラーが待望の2勝目となった。

 JRAでダートG1が設定されている1600m以上の距離に絞った現4歳世代のダートにおけるOP以上の成績を調べてみると、なんと【1-0-1-17/19】という苦戦ぶり。それだけに、今回のバーデンヴァイラーの勝利はただの1勝以上の価値があると言える。

 そんなニューヒーロー誕生の機運が高まる中、この世代の新星候補は一頭だけではない。総武Sの前日に同じ中山ダート1800mで行われた上総S(3勝クラス)を勝ったホウオウルバン(牡4歳、美浦・池上昌和厩舎)も候補の1頭だ。

新星候補ホウオウルバン

 昨年12月の1勝クラスで11番人気の低評価を覆す勝利を挙げると、未勝利勝ちから1勝クラス突破まで5戦・11カ月を要した馬が、1月の昇級初戦を0.5秒差の完勝。2連勝で臨んだ今回の上総Sも、大外枠から先団に取りつき、4角2番手からこのクラスで5戦連続1番人気に推されたノーブルシルエットを直線で飲み込み、0.4秒差をつける快勝。3連勝で一気にオープン入りを果たした。

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