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元JRA藤田伸二氏「ディープインパクトの皐月賞じゃない限り無理」。スタート数秒で馬券が「紙くず」も、落馬の川田将雅を擁護

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川田将雅騎手

 1日、阪神競馬場で行われた天皇賞・春(G1)は、横山和生騎手のタイトルホルダーが逃げ切って優勝。メンバー唯一のG1馬が、その実力をいかんなく発揮した。2着に1番人気ディープボンド、3着には4番人気テーオーロイヤルが入り、今年初といっていい平穏なG1となった。

 レース後、圧倒的な強さを見せたタイトルホルダーに称賛の声が集まる一方、勝ち馬に匹敵するほど話題になったのが、8番人気に支持されたシルヴァーソニックだろう。騎手リーディング首位を走る川田将雅騎手が騎乗するとあって、注目したファンも少なくなかったはずだ。

 そのシルヴァーソニックはご存じの通り、発走直後に躓くと、鞍上が落馬……。わずか数秒のうちに同馬に絡む馬券は紙くずと化した。

 同馬が“悪目立ち”したのは、落馬後も空馬のまま1周半、ゴールまで走り続けたためだ。最後の直線でもしぶとく伸びて“2位”で入線。さらにゴール後にはコースを外れ、柵を乗り越えて背中で着地するところをテレビカメラはしっかり捉えていた。

 レース後には「川田落馬」というワードがTwitterでトレンド入り。人馬の容体を心配する声が大半だったが、なかには一部のファンから「川田が落馬さえしなければ(2着なら)、馬券は当たりだったのに」、「しっかり(手綱を)握ってなかったってこと?」など、非難とも難癖ともとれるツイートも散見された。

 そんな今年の天皇賞・春を自身のYouTubeチャンネルで振り返ったのが、元JRA騎手の藤田伸二氏だ。レース直後に『藤田伸二チャンネル』で生配信し、スピード回顧した。

藤田伸二氏「ディープの皐月賞じゃない限り無理」

 

 まずタイトルホルダーについて「(1周目の)3角手前までに簡単にハナを切れたのが勝因の一つ」と断言。「(1000m通過が)1分ちょっとくらいの丁度いいペースで逃げたからね」と横山和騎手の騎乗を褒めた。

 また、藤田氏は空馬の存在も人気馬の明暗を分けたポイントとして挙げた。

 逃げたタイトルホルダーは空馬の影響がほぼなかったとしたうえで、「(1周目の)4角に入るまでに竜二(和田騎手)の馬(ディープボンド)が空馬にプレッシャーを与えられていた」と解説。3着テーオーロイヤルもやはり、空馬の影響を多少受けたと述べている。ただし、空馬の存在がなくても、上位の着順は変わらなかっただろうとも語っている。

 また話題が落馬した川田騎手に及ぶと、「一完歩目で躓いての落馬は騎手のせいじゃないよ。絶対落ちるよ」と擁護。「たまに引き戻して、うまく体勢立て直すことができても、そのレースはディープインパクトの皐月賞じゃない限り無理だよ」と、歴史的名馬の歴史的レースを挙げて、元騎手ならではの持論を語った。

「今回シルヴァーソニックは落馬してしまいましたが、同じようにゲートを出て躓いたのが05年の皐月賞を勝ったディープインパクトです。あの時は武豊騎手が何とか体勢を立て直して、事なきを得ましたが、三冠で最も苦戦したレースだったのは間違いありません。それくらい一完歩目で躓かれると、騎手は何もできないということでしょう」(同)

 その後も藤田氏は「今回は川田が気の毒だった」、「騎手のせいじゃないですから」と、元騎手の目線で後輩をかばう姿勢を貫いていた。幸い、JRAからは川田騎手、シルヴァーソニックともに「異状なし」と発表があった。陣営は、この悔しさを糧にできるだろうか。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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