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2022.05.05 11:00

JRA川田将雅「屈辱」の3番人気から10年。「1番人気にならなかったのは、岩田さんじゃないから」反抗の5馬身圧勝劇と、全国の競馬ファンに「名手・川田」を印象付けた日
文=浅井宗次郎

4日、今春の桜花賞(G1)を制したスターズオンアース(牝3歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)が、C.ルメール騎手との新コンビでオークス(G1)へ挑むことが発表された。本馬が所属する社台サラブレッドクラブの公式ホームページで発表された。
桜花賞を制した際の鞍上・川田将雅騎手が別の馬に騎乗するためとのことだが、正式な発表こそまだないものの、おそらく忘れな草賞(L)を勝ったアートハウス(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)に騎乗するためだろう。
アートハウスを管理する中内田調教師と川田騎手は昵懇の仲として有名で、本馬の母パールコードの主戦も川田騎手が務めた。2016年の秋華賞(G1)では、半馬身差の2着と悔し涙を飲んだ過去もあるため、義を重んじる川田騎手の選択は、多くのファンにとってもそれほど驚きではないはずだ。
しかし、牝馬クラシック第1冠目となる桜花賞を勝利しながらも、第2冠目のオークスで鞍上が替わるというのは、なかなかの異例である。ちなみに過去5年間では1度もなく、2019年のグランアレグリアのように、オークスに進まなかったとしても乗り替わった例はない。
だが、過去10年まで遡ると2例存在する。
G1・7勝三冠牝馬の背に、若き日の「代打」川田騎手
2013年の桜花賞を勝ったアユサンは、次走のオークスで丸山元気騎手に乗り替わっているが、これは短期免許で来日していたC.デムーロ騎手が帰国したためだった。
残りのもう1例が2012年のジェンティルドンナだが、本馬は「異なる騎手で三冠を達成」という極めて珍しい記録の持ち主である。
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