ホールでは万枚超の出玉を吐き出すなど、その破壊力は超6号機級。デビューから約1年が経過した今なお、『チバリヨ-30』の稼働は良好で、4月からは増台第2弾として新パネル「琉球紫パネル」が登場した。

　また、同じく4月からは人気シリーズ最新作『十字架5』も導入開始。「光ルート」と「闇ルート」、2つのルートで大当りを目指す独創的なゲーム性と秀逸な演出の融合は完璧のひと言だが、むしろ、この萌え要素を組み込んだマシンこそが同社の真骨頂と捉えるファンも多いのではなかろうか。

初の5号機は「回胴界のアイドル」

　ネットと言えば萌えスロ。このイメージを定着させたのは、やはり回胴界のアイドル「リオ」の存在が大きい。キャラクターとしてのデビューは2003年の4号機『スーパーブラックジャックS777』。その後、2005年に同じく4号機『リオデカーニバル』で機種名として採用されると、2007年にはリオを前面に押し出した同社初の5号機『リオパラダイス』が誕生した。

　搭載されたボーナスはビッグとREGの2種類で、赤7絵柄揃いor黒7絵柄揃いのビッグは純増約308枚、REGは純増約154枚。「1」「3」「5」「7」と4つある設定のどれでもボーナス比率はほぼ1：1：1となるのが特徴で、チェリー及びチップ成立時は7.28分の1～6.29分の1の割合でボーナスと重複する。

　このチェリー及びチップ成立後はリプレイ確率が大幅上昇。ボーナス成立後も同様にリプレイ確率が高まるので、リプレイの頻度からボーナスの当否を察知することもできる。

　加えて、本機には「リオタイム」なるコイン持ちアップ機能もあり、ビッグorリオタイム中のREG消化後に必ず突入。この間は2種類あるベルが完全ナビされる仕組みで、継続ゲーム数は20G保証、以降はチェリー及びチップ成立時の一部で終了を迎える。

　通常時は7つのステージがあり、基本的には「カジノスクエア」「オーエド」「チャイナタウン」「ウエスタンバーツ」「ゴーストキャッスル」「ゴーストロード」の順に移行。法則崩れはチャンス到来で、ステージが「プレミアムタワー」へ切り替わった場合はボーナスに大きな期待が持てる。

　連続演出には「ジョーカールーレット」「チップを探せ！」「シルクハット演出」「バトル演出」などがあり、カットインやチャンスアップパターンの発生は期待大。ストップボタン上に搭載された「スペシャルボタン」を使用する激アツ演出も用意されており、見事に成功すればリオのサービスショットを拝むこともできる。

　設定推測要素はチェリー・コイン・共通ベル出現率やリオタイム継続率など。高設定ほど20G消化後のチェリー及びチップ成立時にパンクしにくいことから、頻繁に1回目の成立で終了してしまう台は低設定の危険性が高まる。

（文＝編集部.）

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