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JRA【宝塚記念(G1)展望】エフフォーリアVSタイトルホルダー再び!デアリングタクト復活なるか、覚醒のパンサラッサ、ディープボンドら伏兵陣も魅力十分

4歳牡馬2頭に続くのは1つ上の5歳世代の面々だ。特に注目されるのはデアリングタクト(牝5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)だろう。
デビューから無傷の5連勝で制した秋華賞(G1)を最後に1年8か月もの間、勝利から遠ざかっているが、その大半の期間が休養とリハビリだった。
秋華賞後は、ジャパンC(G1)3着、金鯱賞(G2)2着、クイーンエリザベス2世C(G1)3着と、勝ちあぐねていたデアリングタクト。右前脚の繋靭帯炎で休養に入ったのは昨年5月だった。
長期休養を経て復帰したのは先月のヴィクトリアマイル(G1)で、22kg増という馬体重からも余裕残しでの出走。枠順も致命的な最内1番枠で、無事に完走することが最優先事項だった。
当日の馬場は外伸び傾向でデアリングタクトは終始、荒れた内ラチ沿いを追走。それでも直線半ばまでは見せ場を作って、最後までしぶとく伸びての6着に健闘した。
前走後は短期放牧でリフレッシュし、今月1日に栗東に帰厩。幸いレース後のダメージもなく、逆にひと叩きされた効果に期待できそう。
1週前追い切りは、栗東CWで併せ馬を消化する予定だったが、急遽単走に切り替えて6ハロン78秒9をマーク。騎乗した松山弘平騎手は「併せ馬の予定でしたけど力んでいたので」と、その理由を説明。「マイルを使って気負っている部分があった」とも話しており、当日は折り合い面もカギとなりそう。三冠牝馬の復活を願うファンは少なくない。
ディープボンド(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)は、8度目の挑戦で悲願のG1初制覇を目指す。
天皇賞・春で2年連続2着しているように距離は長ければ長い方がいいタイプ。昨年の中山金杯(G3)で2000mを走ったが、それ以降は全て2400m以上の距離を使われていた。2200mでは距離不足の感が否めないが、自ら早めに動いて消耗戦に持ち込むことができれば、チャンスは出てきそう。
1週前追い切りでは和田竜二騎手を背に、併せ馬で僚馬を約7馬身置き去りにした。大久保師は前走から「もう一つ良くなっている」と上積みを強調しており、人気を落としそうな今回はより積極的な競馬を見せるだろう。

オーソリティ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)は、これまで国内外の中長距離重賞を4勝している実力馬だが、G1では「0-1-1-3」と壁が立ちはだかる。
ただし、G1で馬券に絡んだ2戦を含め、C.ルメール騎手とは「3-1-1-0」と抜群の相性を誇る。2度の骨折を乗り越えたオルフェーヴル産駒が6度目のG1挑戦で激走なるか。
パンサラッサ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、昨年10月のオクトーバーS(L)から5戦4勝の好成績。唯一の敗戦は、テンからハイペースで飛ばし13着に沈んだ有馬記念だった。
今年初戦の中山記念(G2)を1000m通過57秒6の大逃げで制すると、続くドバイターフ(G1)でロードノースと同着優勝。こちらも3戦3勝と好相性を誇る吉田豊騎手とのコンビで、距離克服を狙う。
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