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JRA宝塚記念(G1)武豊「最低人気」でゴールドシップに真っ向勝負…レジェンドが初体験の「屈辱」に見せた意地

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 4枠4番から好スタートを決めたヒットザターゲットと武騎手。先行馬を前に見ながら迷わず内ラチ沿いぴったりにつけ、後方待機策を取った。ハナを切ったヴィルシーナがスローペースに落とし、道中は淡々とした流れ。結果的に先行馬が上位を占める前有利な展開だった。

 掲示板に入った5頭の中で後方から脚を伸ばしたのはヒットザターゲットだけ。ウインバリアシオンなど上位人気各馬が外々を回したのに対し、武騎手はまさに泰然自若。終始後方のインで末脚を温存し、直線に入るとそれを一気に爆発させた。

 実はこのとき武騎手は残り250m地点で外に進路を変えている。前にスペースがあるようにも見えたが、結果的にそのままインを突いていれば、前が壁になって掲示板も確保できなかっただろう。

 外に持ち出した際に一瞬減速する形にはなったが、手応えは十分ですぐに再加速。ゴールドシップには離されたものの、ゴール前はヴィルシーナに詰め寄っての惜しい4着だった。

 ヒットザターゲットは宝塚記念に5度挑むなど、G1には通算14回出走したが、そのほとんどが2桁着順。この時の4着が同馬にとっては生涯最高着順となった。G1では明らかに能力不足だった同馬の持ち味を最高の形で引き出したのがこの時の武騎手だったといえるだろう。

 あれから8年。53歳になった武騎手は自身6度目のダービー制覇を果たすなど円熟味はさらに増している。今年の宝塚記念ではいったいどんな芸当を見せてくれるのか。その時を楽しみに待ちたい。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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