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JRA宝塚記念(G1)エフフォーリア「完全復活は厳しい」と予告…デアリングタクト「生みの親」が語ったエピファネイア産駒2頭の決定的な違い

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デアリングタクト

 血統評論家の青木義明氏という人物をご存じだろうか。

 40年以上前に『競馬通信社』を設立。当時としては画期的な血統啓蒙を目的とした『週刊競馬通信』を約20年にわたって発行していた。グリーンチャンネルなどで活躍中の血統評論家・栗山求氏を世に送り出したのも同社である。

 青木氏は今も配合コンサルタント、プロ馬券師として活動。数年前に無料メルマガによる『週刊競馬通信』を復活させ、TwitterやYouTube動画などでも積極的に情報を発信している。

 そんな青木氏は三冠牝馬デアリングタクトの配合を手掛けたことでも有名だ。先月公開された自身のYouTube動画では、デアリングタクトの知られざる誕生秘話を明かしている。

 当時、青木氏は『馬事通信』という業界紙で無料の配合診断コーナーを担当していたという。その最終回に「配合の診断依頼があった」という相手が長谷川牧場だった。

 依頼された繁殖牝馬はデアリングタクトの母デアリングバード。青木氏は自身の配合論を基に熟考を重ね、当時種牡馬1年目のエピファネイアを推奨したという。

 長谷川牧場は青木氏の推奨通りに種付けを行い、翌年春に誕生したのがデアリングタクトだった。そして同馬の競走馬としての活躍はもはや説明するまでもないだろう。

JRA宝塚記念(G1)エフフォーリア「完全復活は厳しい」と予告…デアリングタクト「生みの親」が語ったエピファネイア産駒2頭の決定的な違いの画像2
エフフォーリア 撮影:Ruriko.I

 そのデアリングタクトは今週末の宝塚記念(G1)にエントリー。長期休養明け2戦目となる今回は、同じエピファネイア産駒であるエフフォーリアとの初対戦も注目の的となっている。

 青木氏によると、2頭はともにサンデーサイレンスの「4×3」というクロスを持つが、「デアリングンタクトにあってエフフォーリアにない」ものがあるという。

エフフォーリア「完全復活は厳しい」と予告…

 エフフォーリアがクラシック二冠を懸けて臨んだ昨年の日本ダービー(G1)直前、青木氏はYouTube上でエフフォーリアの配合を診断。ノーザンダンサー直仔のクロスを持っていない同馬が「本当に強い馬といえるか」と疑問を投げかけていた。

「奇跡の血量とも呼ばれるサンデーサイレンスの4×3というクロスを持っている両馬ですが、ノーザンダンサー直仔のクロスがあるかどうかがカギになっているようです。デアリングタクトに関しては、ノーザンダンサー直仔ニジンスキーのクロスがあります。一方で、エフフォーリアには同じようなクロスが存在しません。これが大きな違いとなって、配合理論的には『デアリングタクトの方が上』という評価を下していました。

ただ、デアリングタクトは自身が手掛けた配合ということもあって贔屓目で見ていることは本人も認めています。一方、エフフォーリアに対しては、その強さを認めつつも、配合的には『鋭く切れるが、スタミナと底力には懸念がある』と辛口。大阪杯(G1)で9着に敗れた際は、『(エフフォーリアの強さは)白鵬ではなく稀勢の里みたいなイメージ』と、絶対的な強さを誇った大横綱のような存在ではないという見解も示していました」(競馬誌ライター)

 その大阪杯直後、青木氏は自身のTwitterに「エフフォーリアが負けたことに何の意外性も感じていません」、「失礼ですが完全復活は厳しいとみています」とも書き込んでいる。

 あれから2か月半。青木氏は、21日に公開した最新のYouTube動画で、宝塚記念の有力馬6頭をピックアップ。エフフォーリアも6頭の中には入っていたが、引き続きその成長力に疑問を呈していた。果たして昨年の年度代表馬は青木氏の予言を覆す走りを見せられるか。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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