今回は戦国時代をモチーフとし、天下統一を目指す織田信長、豊臣秀吉、徳川家康がコミカルに大活躍する山佐の人気シリーズ『天下布武』にスポットを当ててみました。

　画像は2016年の5号機『天下布武3』のプレミアム役である『決戦』ですが、現在は6号機『天下布武4』（2019年）がホールで稼働中。『天下布武2』（2011年）では何故か天井間際の台を拾い、サクっと2000枚ゴチになった思い出もあります。

瞬時に大量メダルを稼ぐことも可能な爆裂トリガー 

　しかし天下布武シリーズを語る上で外せないのはやはり4号機の初代『天下布武』（2004年）でしょうか。爆裂4号機時代といえばAT機とストック機が強烈でしたが、こちらは後者のストック機です。

　AT機では出遅れた感もあった山佐ですが、それとは対照的にストック機は大ヒットした2001年の『キングパルサー』や2002年の『スーパーリノX』、『ネオプラネットXX』など非常に強かった印象。

　その中でも若干異質な輝きを放っていたのが天下布武でした。ゲーム性そのものは、その時代に多く見られたBIG、REGのみを搭載したAタイプストック機です。

　本機には山佐の定番だった『ビッグバンモード』も搭載されておりましたが、天下布武のそれは特に強烈。高確率で1G連し、再びビッグバンモードか1G連モードがループすることから瞬時に大量メダルを稼ぐことも可能な爆裂トリガーでした。

一撃100連チャン以上で一撃万枚というのも…

　更に強烈なのが稀に起こるレギュラーボーナスの1G連チャン。これが始まると内部的にストックされているレギュラーを全て放出するという狂喜乱舞な状態に。一撃100連チャン以上で一撃万枚というのも、割と起こりえたんですよね。

　あとホールもメーカーも想定していなかったのがストック飛ばしをした際に起こるREGの1G連。ストック機時代には内部ストックを意図的に消去し、出玉率を下げるというホールも存在していました。