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萩原聖人「95%は辞めるつもりだった」Mリーグ「引退」について告白……歴史的大敗からの逆襲のカギは原点回帰。今一度考えるべき「雷電の麻雀」とは

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萩原聖人「95%は辞めるつもりだった」Mリーグ「引退」について告白……歴史的大敗からの逆襲のカギは原点回帰。今一度考えるべき「雷電の麻雀」とはの画像2
今だから明かせる萩原が一度はMリーグ「引退」を決意した舞台裏

「正直、自分の中では95%は辞めるつもりだったんです。シーズン中にABEMAさんの取材が入るんです(ドキュメンタリー番組『熱狂』)けど、僕はもうカメラの前で『辞める』と言っていたんで。(芸能)事務所のスタッフにも『辞めることになると思います』と報告していました。もちろん寂しいですし、こういう形で終わるのかと思っていたんですけど……」

 それでも、ギリギリのところで踏みとどまったのは、藤田チェアマンらMリーグの関係者や雷電のスポンサー電通の意向、そして「ユニバース」と呼ばれる雷電ファンの声だった。

「これは僕の救いというか、言い訳であり、拠り所でもありますが、それでもこんな僕を応援してくれている人がたくさんいるんですよ。『あなたの麻雀が好きです』『あなたがいるからMリーグを見始めました』とか言ってくださる人がいて、だからこそ自分らしくというか、何十年も続けてきた自分の麻雀、ファンが好きになってくれた麻雀を打つことが僕の責任なのかなと」

 萩原聖人の麻雀。長年にわたってアマチュアの最高峰に君臨し、多くの人々に愛されてきた麻雀だ。

 しかし、最近は「萩原の麻雀はプロには通用しないのでは」という声を聞く機会が増えた。Mリーグで結果が出ていない以上、そういった声が大きくなるのは仕方ない。実際に、ここ数シーズンの萩原は批難されても仕方のない成績だった。

 だが、それで単純に「萩原聖人の麻雀」がプロに通用しないという見解は、いささか早計と言わざるを得ない。

全員が後のMリーガーだったRTDリーグ2018

 

 Mリーグが発足する以前、ABEMAにおける麻雀チャンネルの看板に「藤田晋invitational RTDリーグ」という大会があった。トッププロが所属団体の垣根を超えて戦うリーグという意味では、Mリーグの前身にあたる麻雀界最高峰の舞台である。

 萩原はその3年目にあたるRTDリーグ2018に参戦。当時、アマチュア最強と呼ばれ、トッププロと何度も戦っていた萩原だが、その多くは単発的な対局であり、こうした長期のリーグ戦で矛を交えるのは初といってよかった。

 だからこそ、果たして萩原の麻雀は「本当の意味でトッププロに通用するのか」と大きく注目された。だが、萩原はそこで互角以上の戦いぶりを見せている。

 ちなみに下記が、萩原が参戦したRTDリーグ2018・BLACK DIVISIONのメンバーである。

小林剛(U-NEXT パイレーツ ドラフト1位)
瀬戸熊直樹(TEAM雷電 ドラフト2位)
白鳥翔(渋谷ABEMAS ドラフト2位)
内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ ドラフト1位)
萩原聖人(TEAM雷電 ドラフト1位)
松本吉弘(渋谷ABEMAS ドラフト3位)
多井隆晴(渋谷ABEMAS ドラフト1位)
村上淳(赤坂ドリブンズ ドラフト2位)
※予選最終順位順

 出場選手全員が後のMリーガーであり、それも現在のMリーグ8チーム中、4チームのドラ1位が含まれるという、まさに最高峰のレベル。そんな中で、初参戦だった萩原は27試合(ちなみに昨シーズンのMリーグでは22試合の出場)を戦って▲31.5の5位。上位4人が進出するセミファイナルには惜しくも届かなかったものの、堂々たる戦いぶりを見せている。

 このRTDリーグ2018のシーズンが終了すると、入れ替わるようにMリーグが発足。日本プロ麻雀連盟の門戸を叩き、プロ雀士としてのキャリアをスタートさせた萩原はTEAM雷電からドラフト1位指名を受けてMリーガーとなった。

 Mリーグ開幕初年度、つまり2018-19シーズンは▲61.0で21人中13位とまずまずの結果に終わった。しかし、周囲の期待も大きい分、決して満足という結果ではなく、この頃から萩原のMリーグで勝つための試行錯誤が始まったのではないだろうか。

 ただ、これはここまで「萩原聖人の麻雀」を貫くことで勝利を積み上げてきた萩原にとって初めての試みであり、同時にその後の“迷走”に続く入り口でもあった。

 その顕著たる例が、Mリーグのオフシーズンに行われたRTDトーナメント2019だ。

 この年から従来のリーグ戦ではなく、トーナメントとして開催されるようになったRTD。予選に参戦した萩原は、なんと全4試合でアガリ0という信じられない敗戦を喫している。当時「1回もアガれない日ってあるんだなと思って。でもやっぱり何かが足りないから、こういう日がある」(ABEMA TIMES)と語っている萩原だが、まさにその「何か」を探す旅は始まったばかりだった。

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