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JRA今村聖奈「裸同然」48キロのレコードV! 女性騎手として重賞初体験で勝利も…CBC賞(G3)「コンクリート化」馬場には“ヤリ過ぎ”の声

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JRA CBC賞(G3)今村聖奈「裸同然」48キロのレコードV! 女性騎手として重賞初体験で勝利も…「コンクリート化」馬場にはヤリ過ぎの声の画像1
今村聖奈騎手

 3日、小倉競馬場で行われた夏の風物詩ともいえるスプリント重賞・CBC賞(G3)は、今村聖奈騎手がコンビを組んだ2番人気テイエムスパーダ(牝3、栗東・五十嵐忠男厩舎)が1分5秒8(良)のレコードタイムで優勝。活躍の目立つ3歳世代のレベルの高さを証明する勝利でもあった。

 今村騎手は今年デビューしたばかりの新人ながら重賞初騎乗で初勝利となっただけでなく、女性騎手初の快挙というオマケも付いた。

「嬉しいです。チャンスある馬に乗せていただいたのもありますし、馬は最高の状態で仕上げてきていただいたので、あとは人間がどう馬をアプローチするかというのが鍵となっていたので、馬の力を信じて自信を持って乗れたのが良かったと思います」

 会心のレースをそう振り返った今村騎手だが、注目されたスタートでハナを取り切った時点で勝負あり。“馬の力を信じて”騎乗したこともあってか、前半3Fで刻んだラップはなんと31秒8。ここまで速い時計は、スプリントG1の高松宮記念やスプリンターズSでもお目にかかれない衝撃だけに、実況アナウンサーも驚きを隠せなかったようだ。

「コンクリート化」馬場には“ヤリ過ぎ”の声

 その一方で、昨夏からの小倉競馬場で異常な高速化が進んでいることには、一部のファンから“コンクリート化”について懸念する声もあった。

 小倉では昨年の同時期にもアグネスワールドが1999年の北九州短距離S(OP)でマークした1分6秒5のレコードが更新されたばかり。22年ぶりのことだったとはいえ、当時も2勝クラスに過ぎない馬が、英仏でG1を制した名馬の走破時計を上回ったことで話題となったのは記憶に新しい。

 そして、当然ながら今夏の小倉でも開幕初日に行われた2日の9R秋吉台特別(1勝クラス)を制したシゲルカチョウの勝ちタイムは1分7秒0(良)。1勝クラスのレースでここまで速い決着だっただけに、重賞でレコード更新の伏線は十分に揃っていたといえる。

 ハンデ重賞ということもあり、3歳牝馬テイエムスパーダは48キロの斤量で“裸同然”のような軽量。少し前に50キロのナムラクレアが函館スプリントS(G3)を楽勝していたことを思えば、行ったまま止まらなかったのも納得できる。

「JRAのHPで確認したところ、これでもまだ小倉の芝のクッション値は標準(8から10)らしいから驚きです。これがもし12だったら一体どんな時計が出るんでしょうか。馬場を管理している造園課の主張としては、競走馬の脚に負担が掛かるほどの堅さではないといったところかもしれませんが、さすがにこれは速過ぎだと思います。

高速馬場によるレコード決着は、勝ち時計への驚きを含めて競馬の一つの魅力ではりますが、まずはレースに出走した馬がその後も無事であることが最優先です。G1のようなハイレベルのメンバーが集まった結果のレコード更新ならまだいいのですが、これではさすがに脚元も心配になります」(競馬記者)

 実際、ネットの掲示板やSNSなどでも今村騎手の重賞勝利で沸きつつも、一部では「こんな馬場はヤリ過ぎ」「故障しなければいいんだけど……」といった声が散見。開幕週だったとはいえ、今回のレコード更新は高速馬場のジャパンC(G1)が外国馬陣営から嫌われる日本競馬のガラパゴス化を象徴するものといえないだろうか。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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