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JRA「2歳No.1」はC.ルメール×須貝尚介厩舎の超大物!? 3着馬が未勝利戦「10馬身差圧勝」で評価急上昇!

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戸崎圭太騎手

 9日、福島競馬場で行われた2Rの未勝利戦(芝1800m)は、1番人気のゴッドファーザー(牡2歳、美浦・萩原清厩舎)が圧勝。単勝1.4倍の人気に応えた。

 8頭立てで行われた芝1800mのレース。大外の8番枠から好スタートを決めたゴッドファーザーは迷わずハナへ。敢然とレースの主導権を握ったが、振り返ってみればこの時点で勝負あったか。

 2番人気のトーセンサウダージに鈴を付けられる、逃げ馬にとっては厳しい展開になったこともあって1000mの通過は60.8秒。5Rに同距離同舞台で行われた2歳新馬の1000m通過が63.4秒であることからも、未勝利戦としては締まった流れになった。

 だがゴッドファーザーは、ここからさらにペースアップ。先に苦しくなったのは追いかけるトーセンサウダージの方で、4コーナーでは早々に木幡巧也騎手からムチが飛んでいた。

 単騎先頭のまま突入した最後の直線は、まさに独壇場だった。トーセンサウダージが脱落すると同時に、後続との差がみるみる開いて独走状態に。最後は馬なりのまま悠々とゴール板を通過した。

「ここではモノが違いましたね。スタートからハナに立つ勢いが違いましたし、追いかける他の馬たちの方が先に苦しくなっていました。距離も鞍上の戸崎圭太騎手が『この条件も合っていた』と話していた通り、1800m前後が良さそうな印象。デビュー戦で3着と躓きましたが、先々が非常に楽しみになるレースでした」(競馬記者)

 レース後、戸崎騎手から「デビュー戦もいい走りをしていましたからね」と当然の勝利と言わんばかりのコメントが飛び出したが、「それも当然でしょう」と記者は言う。

「ゴッドファーザーのデビュー戦は、宝塚記念(G1)当日に阪神で行われた新馬戦。ここ5年で勝ち馬4頭が、後に重賞を勝っている毎年注目のレースです。今年も前評判の高い素質馬が揃った一戦になりましたが、あのメンバーで3着なら戸崎騎手が自信を持っていたのも頷けますね。『伝説の新馬戦』と言うには少し早い気もしますが、今日のゴッドファーザーの走りを見れば、いずれはそう呼ばれるようになるかもしれませんね」(同)

「2歳No.1」はC.ルメール×須貝尚介厩舎の超大物!?

 記者が話した通り、ゴッドファーザーがデビューした6月最終週の新馬戦は、2017年の勝ち馬ダノンプレミアムが朝日杯フューチュリティS(G1)を勝利して2歳王者に輝くと、18年にはブレイキングドーン(ラジオNIKKEI賞・G3)、19年にレッドベルジュール(デイリー杯2歳S・G2)、20年にダノンザキッド(ホープフルS・G1)と毎年の勝ち馬が続々と重賞を勝利。近年では、異例の出世レースの1つとして扱われている。

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C.ルメール騎手

 ちなみに今年の勝ち馬は、須貝尚介厩舎のカルロヴェローチェだった。須貝厩舎×「ヴェローチェ」といえば、昨年の神戸新聞杯(G2)を勝ったほかクラシックを3着、3着、4着で走り抜けたステラヴェローチェが有名だ。デビュー戦からC.ルメール騎手を配するなど陣営の期待も高く、この日のゴッドファーザーの走りを見ても、カルロヴェローチェが来年のクラシック戦線をリードする1頭になる可能性は高い。

 また昨年は、勝ち馬のレッドベルアームこそまだ重賞を勝てていないが、5着だったキラーアビリティがホープフルSを制覇。この事実からも3着だったゴッドファーザーを始め、出遅れながらも2着だったチャンスザローゼス、1番人気に推されたドゥラエレーデなども、後々の大きな舞台に顔を出してくるかもしれない。

「気性的に興奮しやすい面があります。そこは解消していってもらいたいところですね」

 レース後、戸崎騎手が今後の課題を挙げたのも先々を見据えているからこそだろう。果たして、今年も宝塚記念当日の新馬戦から重賞馬が出るのだろうか。目の覚めるような圧勝劇を飾ったゴッドファーザーも、大きな期待を背負う1頭になりそうだ。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

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