STとランクアップボーナスで一騎当千の実力を発揮

　一騎当千。1人で1000人の軍勢に匹敵する戦力を持つというニュアンスの意味で、並外れて強い人物を形容する言葉である。いかにも中国の故事に由来のありそうな四文字熟語だが、じつは日本にその出典がみられる。

　南北朝時代の動乱を描いた軍記物語「太平記」にて、一騎当千なる言葉が登場するのである。ただ、この熟語自体はたしかに日本で生まれたかもしないが、中国の前漢時代に記された「戦国策」という書物のなかに「一人当百」と同じような意味で使われているものがあり、これが語源となって変化したのではないかと考えられてもいる。

　いずれにしても、軍を抜いた勇者、人並みはずれた能力や経験を有す者などの意味になる。そして、甘デジにはこれを体現するマシンが存在するのである。それが『P一騎当千 サバイバルソルジャー 甘デジVer.』だ。

「確変80％オーバー」Sランク甘デジ

　設定付きのパチンコだが、大当り確率は3段階。設定1で1/106.8、設定2なら1/99.9、最高設定となる設定3は1/94.8となっている。本機はSTタイプなので、当然確変中も設定が高いほど確率が高くなり連チャン率もアップする。

　その確変は82％という破格の突入率が設定されており、大当りさえ引けば非常に高い確率でSTを引き当てることができるようになっているのが特徴。ST回数は60回、「覇王バトルモード」に突入し、専用の演出が展開する。

　ST自体の継続率は約76～80％と高いループ率を誇るが、その分、右打ち中でも通常大当りが含まれているので、STスルー以外にも通常大当り→時短というモード終了パターンが存在するので注意しよう。

　電サポ中に偶数図柄で当った場合医は20回転の「黄昏モード」に移行。基本的には時短状態となっているが、20回転以降で覇王バトルモードに昇格することもあるので最後まで諦めるな。

　右打ち中における大当りのメインは4ラウンドだが、8ラウンド約700発、10ラウンド約900発と多めの出玉割合が14％ほど振り分けられているので、適度なボリューム感を味わうこともできるスペックとなっている。

　ちなみに、一騎当千図柄が停止した場合はランプアップボーナスとなる「一騎当千ボーナス」。ラウンド開始時に選ばれるキャラによって10ラウンド獲得期待度が変化する。孫策なら最大出玉獲得の大チャンス。

　前述したように本機は設定付きだが、それを示唆する演出の存在などは公開されていないので、データで見るほかない。初当り確率や連チャン率などを見極めながら高設定台を看破しよう。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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