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昨年の凱旋門賞馬が始動!【キングジョージ6世&QES展望】

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競馬つらつらより

 23日、英国のアスコット競馬場では、欧州競馬における春の総決算・キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)が行われる。

 毎年あまり頭数の揃わないことでも知られているキングジョージ6世&QESだが、今年も6頭のエントリーとなった。しかし、少数精鋭という言葉がしっかりと当てはまるハイレベルなメンバー構成となっている。

 秋の凱旋門賞(仏G1)とも関連の深いレースだけに、日本の競馬ファンがまず注目すべきは、昨年の凱旋門賞の覇者トルカータータッソ(牡5歳、独・M.ヴァイス厩舎)だろう。

 昨年のバーデン大賞(独G1)を勝利するなど、ドイツ国内ではトップホースの1頭だったが、凱旋門賞では14頭中13番人気という低評価だった。しかし、最後の直線では1番人気ハリケーンレーン、2番人気タルナワとの接戦を制して見事、欧州競馬の頂点に輝いている。

 この馬の最大の武器は類稀なる重馬場適性だ。不良馬場で行われた昨年の凱旋門賞の勝ち時計2:37.62は、2500mで行われた昨年の有馬記念(G1)2:32.0(良)より遥かに遅い。しかし、そういった馬場でこそ真価を発揮するのがトルカータータッソである。

 その一方で、高速馬場には脆さがあり、欧州王者として挑んだ今年の始動戦・バーデン経済大賞(独G2)では、7頭中6着と良いところなく敗れている。だが、稍重で行われた叩き2走目のハンザ大賞(独G2)では打って変わって3馬身半差と貫録の勝利。そんな特徴があるだけに、良好な馬場での開催が予想される今年のキングジョージ6世&QESでは、あまり評価は高くない。

 陣営にとって、目標はあくまで凱旋門賞の連覇だろう。この時期のフランスは雨が多く、昨年同様に馬場が悪化するようなら、日本勢にとっても大きな壁となる。今回は本領発揮とはいかなさそうだが、まずはアスコットでの走りに注目だ。

 苦戦が予想される凱旋門賞馬に代わって、人気を集めそうなのが3歳馬の2頭だ。

負けてなお強しの3歳馬2頭が中心か

 

 出走予定だった無敗の英ダービー馬デザートクラウンの回避は残念だが、その英ダービー(G1)で3着に敗れはしたが、最後の直線で行き場をなくす不利があり「負けてなお強し」と言われているのがウエストオーバー(牡3歳、英・R.ベケット厩舎)だ。

 その名の通り英ダービーの前哨戦となるクラシックトライアル(英G3)を勝って、本番に駒を進めたものの8番人気の低評価に留まったウエストオーバー。最後の直線では進路を塞がれるロスがあったものの、そこからの伸びは目を見張るものがあった。

 その力を証明したのが前走の愛ダービー(G1)だ。最後の直線入り口で先頭に躍り出ると、あとは後続を突き放す一方。C.キーン騎手のムチが打つごとに加速を繰り返し、終わってみれば7馬身差の楽勝だった。ここであっさりと古馬を蹴散らすようなら、主役の1頭として凱旋門賞を迎えることになるだろう。

 一方で、英オークス(G1)でも「負けてなお強し」といえる馬がいた。2着に敗れたエミリーアップジョン(牝3歳、英・J.ゴスデン厩舎)だ。

 前哨戦を圧勝して1番人気で迎えた英オークスだったが、スタート直後に躓いてあわやF.デットーリ騎手が落馬するかというアクシデントがあった。致命的な出遅れとなったが、最後の直線では大外を豪快に追い込んで短アタマ差の2着。勝ったチューズデイよりも強い競馬をしたのは明らかだった。

 その後は愛オークス(G1)の出走を目指すも飛行機のアクシデントで無念の回避。キングジョージ6世&QESで古馬の胸を借りることになったが、古馬牡馬60.5kgに対して、54.5kgで出走できる点はやはり脅威だ。ここを勝てば、エネイブル以来の3歳牝馬による凱旋門賞制覇もはっきりと見えてくる。

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