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川田騎手に「勝率0%」の消し条件!? 小倉の絶対王者の死角

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川田将雅騎手

 先週で終了となった今年の函館開催は、横山武史騎手が圧倒的な強さでリーディングを獲得した。また今週最終週を迎える福島開催は、戸崎圭太騎手が相変わらずの安定した成績を残しており、開催リーディング獲得が濃厚といった状況。では西の小倉開催はどうか?

 現在トップは松山弘平騎手だが、内容は小倉の絶対王者である川田将雅騎手の独壇場。松山騎手が49回の騎乗で8勝に対し、川田騎手は23回の騎乗で7勝。勝率30.4%、連対率65.2%、複勝率73.9%は異次元の数字であり、今年も不動の中心と言えるだろう。

 そもそも川田騎手は佐賀県出身の九州男児。小倉開催には特に思い入れがあるようで、夏の拠点として毎年多くの勝利を稼いでいる。前述のように今年は騎乗数を抑えながら複勝率73.9%という好成績。つまり川田騎手を中心に馬券を購入していれば、配当はともかく外れ続けることはまずないと言っていい。

 ただ、まさに小倉の王者である川田騎手でも「絶対に買うべき」条件と「ここは消しでもいい」条件が存在する。今回は夏の小倉開催の結果から、川田騎手の勝負条件を探り、さらに中京記念(G3)で騎乗するファルコニアの展望についてもまとめてみた。

 

■馬券圏内100%の条件

 6回の騎乗で2勝2着4回、連対率100%を記録するのが「3歳未勝利戦」である。なかなか勝てなかったコントレイルの全弟サンセットクラウドを勝たせるなど、残り少ない3歳未勝利で必勝を期す期待馬の騎乗が多い。それだけに人気になるのは当然だが、それでもこの安定度はさすが。ただし騎乗レースはダートも芝もすべて中距離以上。短距離戦で騎乗がないのは意図的なものかもしれないので、レース選択は注意したい。

 次にダート1700mも「買い」である。4回の騎乗で2勝2着1回3着1回と馬券圏内は100%を記録。プロキオンS(G3)は4番人気での勝利、他の3頭も単勝が3倍を切ることはなく、断然の人気になりにくいのも好材料だ。

■馬券圏外100%の条件

 次に人気以上の結果が出せなかったレースを見てみよう。人気以上の条件は1番人気であれば1着、2番人気であれば1~2着の着順。逆に1番人気で2着以下、2番人気で3着以下は人気に応えられなかったという判断だ。この結果から川田騎手が過剰な人気を背負ってしまったケース、期待通りの騎乗ができなかったケースがわかる。

 23回の騎乗で人気以上の結果を残せたのは10回と意外に少ない。半分以上は人気未満の着順なのである。そして馬券に絡めなかった6頭は、すべて乗り替わりか新馬戦で初騎乗となっている。特に昇級戦で乗り替わりになったケースは2戦して8、9着と大敗。“昇級戦の乗り替わりは消し条件”といえるだろう。

 次に馬券圏外になった6つのレースを細かくチェックすると、意外なことがわかる。馬券に絡めなかった6レース中3レースが新馬戦だったのだ。ここまで3週間で5回の新馬戦に騎乗し、1勝2着1回4着以下3回という成績。内容的には決して悪くはないと言えるだろう。ただ新馬戦で“勝率0%、連対率0%、複勝率0%”という圧倒的な“消し条件”が存在する。それがセレクトセール出身馬に騎乗した場合だ。

 川田騎手が新馬戦でセレクトセール出身馬に騎乗した場合、意外なことにすべて4着以下に敗退している。しかもそのうち2頭は断然の1番人気だったから、ファンの失望も大きかったはず。凡走の理由はケースバイケースだろうが、セレクトセール出身というだけで人気になりやすく、さらに川田騎手が騎乗することで過剰人気になったとも考えられる。

 今週は3回小倉最終週だが、8月から始まる4回小倉開催でもこれらの傾向が簡単に変わるとは思えないだけに、ぜひ覚えておいた方がいいだろう。

■中京記念のファルコニアは?

 最後に今週行われる中京記念で騎乗するファルコニアについても展望しよう。小倉芝1800mはもっとも多く8回騎乗し、2勝2着3回3着1回という成績。勝率25%、連対率62.5%、複勝率75%だから軸としては申し分ない。そもそもこの夏行われた小倉の重賞はCBC賞(G3)2着、プロキオンS1着でともに馬券に絡んでおり、大舞台での強さも申し分なし。さらに付け加えるなら、小倉で行われた昨年の中京記念もアンドラステで勝利している。手薄な相手関係から見ても、ここはかなりの確率で馬券に絡むと考えられる。

 以上、小倉の絶対王者川田騎手について探ってみた。注目の中京記念を含め、買えるレースと買えないレースは自ずと絞られるだろう。ぜひ馬券の参考にしていただければと思う。

(文=仙谷コウタ)

<著者プロフィール>
 初競馬は父親に連れていかれた大井競馬。学生時代から東京競馬場に通い、最初に的中させた重賞はセンゴクシルバーが勝ったダイヤモンドS(G3)。卒業後は出版社のアルバイトを経て競馬雑誌の編集、編集長も歴任。その後テレビやラジオの競馬番組制作にも携わり、多くの人脈を構築する。今はフリーで活動する傍ら、雑誌時代の分析力と人脈を活かし独自の視点でレースの分析を行っている。座右の銘は「万馬券以外は元返し」。

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