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日本最高級種牡馬「訳アリ」の大不振!? トップ10から陥落

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 31日、札幌競馬場で行われた5R新馬戦は、4番人気ウェイビー(牝2歳、栗東・西村真幸厩舎)が勝利。サトノアラジン産駒の期待馬がデビュー戦を白星で飾った。

 その一方で単勝1.7倍の断然人気に推されながらも2着に敗れたのが、エピファネイア産駒のライツオブキングス(牡2歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)だ。好スタートからハナに立ってペースの主導権を握ったが、最後の直線であっさりと勝ち馬に交わされてしまった。

 ただ、ライツオブキングスも3着以下を5馬身以上ちぎっており、決して期待ハズレの走りではなかった。だが、それ以上に気になるのが、エピファネイア産駒全体に勢いがなくなっていることだ。

日本最高級種牡馬「訳アリ」の大不振!?

 エピファネイアといえば、父が2002・03年と2年連続の年度代表馬に輝いたシンボリクリスエス、母が日米のオークスを制したシーザリオという日本屈指の超良血馬。自身も菊花賞(G1)とジャパンC(G1)を制し、鳴り物入りで種牡馬入りを果たした存在だ。

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デアリングタクト

 さらに初年度産駒のデアリングタクトが、史上初の無敗牝馬三冠を達成。エフフォーリアが昨年の年度代表馬に選出されるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで種付料が一気に800万円も上昇し1800万円となった今年、日本最高額の種付料を誇る種牡馬に上り詰めている。

 そんなNo.1種牡馬の産駒は今週末、先記したライツオブキングスを含め18頭が出走。だが、いずれも勝利なしの上に4度も最下位を記録するなど不名誉な結果に終わっている。

 それだけならまだ弘法にも筆の誤りと言えそうだが、ここ3週間でわずか1勝というのは、さすがに心配になる成績だ。

「単なる偶然だとは思いますが、実はエピファネイア産駒の成績が下降したのは、セレクトセールが終わってからなんですよね……。

昔、カブトシローやエリモジョージといった馬たちは人気になると凡走し、人気が下がると激走したことから『新聞の読める馬』なんて呼ばれていましたが、エピファネイア産駒たちは自分たちの活躍どころをわかっているというか『空気が読める馬』と言えるのかもしれません(笑)。それにしても、どうしちゃったんでしょうね」(競馬誌ライター)

 セレクトセールといえば、日本が誇る世界最高峰の競走馬セリ市で毎年のように良血馬がエントリーすることで知られている。エピファネイアら種牡馬にとっても極めて重要な“展示会”で、ここでバイヤーたちから熱い視線を集めれば集めるほど、人気種牡馬としての価値の裏付けになるわけだ。

 ちなみにエピファネイアの産駒は、セール初日からアウェイクの2021が2億5000万円で落札されるなど上々の反響。特に当歳セールの2日目にはモシーンの2022の3億円を筆頭に “億超え”を連発している。

 昨年他界した影響で、産駒にプレミアがついているドゥラメンテには及ばなかったものの「日本No.1種牡馬」の面目は十分に保った結果といえるだろう。

 それもそのはず。7月11日、12日に行われたセレクトセールの直近となる3週間、エピファネイア産駒は【11-9-6-47/73】勝率15.1%、連対率27.4%、複勝率35.6%とまさに絶好調といえる成績だったのだ。

 ところがセレクトセールが終わった後の3週間は、今週末も含めて【1-6-6-59/72】連対率9.7%、複勝率18%、勝率に至ってはわずか1.3%と信じられないほどの不振……。肝心の種牡馬リーディングもトップ10陥落の11位まで後退するなど、関係者にとっては笑えない事態に陥っている。

 No.1といえば、現在は5年連続リーディングのC.ルメール騎手も海外渡航によってお休み中だが、No.1種牡馬も“夏季休暇”ということなのだろうか……。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

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