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2022.08.03 18:00

今年は「初物尽くし」がトレンド、今週の注目騎手は
文=ハイキック熊田

「(重賞初制覇について)時間はかかりましたが、フリーになって1年目で心機一転、何とか頑張りたいというところで勝てたのは大きいです」
そう語ったのは、先月31日に行われたアイビスSD(G3)を、7番人気ビリーバーで勝利した杉原誠人騎手だ。
コメントにもあるように、所属していた藤沢和雄厩舎が2月に解散したことで、3月からはフリーに転向した。デビュー12年目にしてようやく掴んだ重賞初制覇は、これまで味わったことのない格別なものだったに違いない。
今年は「初物尽くし」がトレンド
そして今年の重賞では、いわゆる騎手界の「初物尽くし」が続いているのも事実。
2月には、4年目の岩田望来騎手が京都牝馬S(G3)をロータスランドで重賞初制覇。3月の高松宮記念(G1)では、16年目の丸田恭介騎手がナランフレグでG1初制覇を決めている。
また同月に7年目の荻野極騎手がオーシャンS(G3)をジャンダルムで重賞初制覇を達成すると、5月の天皇賞・春(G1)は12年目の横山和生騎手がタイトルホルダーでG1初制覇を飾った。
この流れはさらに続き、先月のCBC賞(G3)では新人の今村聖奈騎手がテイエムスパーダとのコンビで重賞初騎乗・初制覇をあげるなど、近年稀に見る、騎手たちの記念すべき重賞初勝利が話題となっている。
そんな波に乗りたいのは、いまだ重賞勝ちの無い騎手だろう。

今週末に行われる重賞で最も初制覇に近い存在と言えるのが、エルムS(G3)でブラッティーキッドに騎乗する水口優也騎手ではないだろうか。
2日現在、『netkeiba.com』の単勝予想オッズで3番人気となっている注目馬であり、13年目を迎えた苦労人も力が入るだろう。
水口騎手は、ここまで計24回の重賞に挑戦したものの、2着が2回、3着が2回と戴冠には至っていない。
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