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全盛期の武豊、ルメールでさえ届かない不滅の記録。川田将雅「歴代最高」へ、第1位は1958年の野平祐二氏か

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川田将雅騎手

 20日、小倉の4Rでスウィートスカー(牝3歳、栗東・鮫島一歩厩舎)が勝利し、これに騎乗した川田将雅騎手は節目の年間100勝目を挙げた。

 好スタートから絶好のポジションで折り合うと、直線は力強いアクションで馬を鼓舞し、そのまま先頭でゴールへ。まさに川田騎手の技術やスタイルが詰まった勝利であった。

 そうして達成した素晴らしい記録だが、川田騎手にとって100勝は通過点といえる数字だ。2011年に初めて達成すると、昨年までに7度の年間100勝を記録。今年で4年連続8度目となれば、もはや最低限の数字だろう。

 押しも押されもせぬトップジョッキーとなった川田騎手だが、年間騎手リーディングは一度も獲得できていない。特に、近3年はすべてC.ルメール騎手に次ぐ2位に泣いてきた。

 しかし今年はそのルメール騎手も海外遠征の影響で勝ち星を伸ばせておらず、川田騎手にとってはリーディングを獲得する千載一遇のチャンスが巡ってきている。

 8月21日の開催を終えた時点の勝利数は103。リーディング2位につける横山武史騎手とは15勝もの差がついている。先ほどは川田騎手が棚ぼたでリーディングに手が届きそうという書き方をしたが、今年の勝率は28.1%でトップ。ライバルのルメール騎手をも上回っており、アクシデントさえなければ初のタイトルは手中に収めたようなものだろう。

 初のリーディング獲得に邁進する川田騎手だが、今年はもう一つの記録、それも日本の競馬史に残る大記録に挑んでいる。それは複勝率の年間最高記録だ。8月21日の開催を終えた時点での川田騎手の複勝率は61.9%となっている。

 10回乗って6回は3着以内に来るわけだからそのすごさは歴然だが、今年のリーディング上位勢と比べてみてもルメール騎手が49.4%、横山武騎手が42.9%と川田騎手が大きく抜けていることが分かる。

 そしてこの数字は、日本競馬史の頂点を目指せるところまで来ている。下記をご覧いただきたい。

◆年間複勝率パーソナルベスト10傑◆

※川田騎手除く。同騎手のベストは57.2%(2020)
※リーディング10位以内に入った年が集計の対象

・野平祐二  62.2%(1958)
・保田隆芳  60.7%(1961)
・栗田勝   58.6%(1959)
・C.ルメール 58.0%(2018)
・武豊    56.0%(2002)
・M.デムーロ 55.2%(2018)
・福永洋一  54.9%(1978)
・高橋英夫  53.6%(1956)
・安藤勝己  52.4%(2007)
・岡部幸雄  50.4%(1991)
※当社調べ

 60年以上前の記録もあるなど手元の資料で申し訳ないけが、調教師としてシンボリルドルフを手掛けたことでも有名な野平祐二氏の名が第1位に記載されている。だが、このままいけば日本競馬史を彩った歴代のトップジョッキー……それこそ武豊騎手やルメール騎手の全盛期に記録された数字を飛び越え、川田将雅が第1位にその名を刻もうとしている。

 いずれにせよ、まだ8月。先は長いが、十分にチャンスはあるだろう。大記録達成で、自らの初リーディング獲得に花を添えられるか注目したい。

川瀬若馬

〈著者プロフィール〉

スペシャルウィークらと同世代の脱サラライター。2歳戦をこよなく愛し、POGにも傾倒。競馬にのめり込むきっかけを作ってくれたサトノダイヤモンドのようにスマートな馬を追い求めている。馬券はデータや指数など「数字」重視。回収率には目を背けることもある。

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