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三冠牝馬デアリングタクトVS未完の大器ソーヴァリアント! オールカマー(G2)にパンサラッサを5馬身ちぎった「あの逃亡者」も復帰予定

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 昨年12月のチャレンジC(G3)で重賞初制覇を飾ったソーヴァリアント(牡4歳、美浦・大竹正博厩舎)が、来月25日のオールカマー(G2)での復帰を視野に入れていることがわかった。馬主の社台サラブレッドクラブが24日に発表している。

 未完の大器が秋のG1戦線に間に合った。昨年3月、クラシック挑戦を懸けた弥生賞ディープインパクト記念(G2)で4着に敗れたソーヴァリアントは、夏に自己条件を連勝。秋のセントライト記念(G2)で2着すると、チャレンジCで重賞初制覇を飾った。

 特に単勝1.7倍という圧倒的な人気に推されたチャレンジCでは、この春の天皇賞(G1)で4着に善戦したヒートオンビートを相手に3馬身半差をつける圧勝劇。騎乗したC.ルメール騎手が「G2、G1でも絶対いける」と絶賛するなど、遅咲きの大器がいよいよ本格化の兆しを見せた。

 しかし、飛躍が期待された2022年だったが、始動戦の中山記念(G2)に向けた調整中に右後肢第3中足骨の骨折が判明……。オールカマーに出走すれば、約9か月ぶりの復帰戦となる。

三冠牝馬デアリングタクトも出走予定

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デアリングタクト 撮影:Ruriko.I

「今週、放牧先の山元トレセンから復帰したばかりなので『これから様子を見て』という感じですね。すでにコースでの乗り込みができるようになっていますが、順調にいけば1か月後のオールカマーには間に合うと思います。

今年のオールカマーには、宝塚記念(G1)3着後に休養に入っているデアリングタクトが出走を予定しています。こちらも大きな故障から今春に復帰して、秋は完全復活を遂げるための大事なシーズンになります。

ソーヴァリアントがG1へ確実に出走するためには、もう少し賞金の上積みが必要でしょうし、デアリングタクトは胸を借りるには十分な相手。今から対決が楽しみですね」(競馬記者)

 また、今秋のオールカマーでは、もう1頭楽しみな馬が復帰を予定している。昨年の中山記念(G2)以降、長期休養していたバビット(牡5歳、栗東・浜田多実雄厩舎)だ。

 春のクラシックこそ縁がなかったが、早苗賞(1勝クラス)で今年の高松宮記念(G1)で2着したロータスランドを下してからラジオNIKKEI賞(G3)、セントライト記念と3連勝。コントレイルの三冠制覇が懸かった菊花賞(G1)では3番人気に支持された。

 しかし、菊花賞で10着、有馬記念(G1)でも13着とG1の壁にぶち当たると、2番人気に支持された中山記念でも早々に失速して14着。その後に屈腱炎が発表され、長期休養を余儀なくされてしまった経緯がある。

「オールカマーで復帰できれば約1年半ぶりのレースになるバビットですが、再発が怖い屈腱炎だけに、まずは慎重に復帰してもらいたいですね。ただ、不治の病と言われた一昔前とは異なり、近年は屈腱炎から復活した馬も少なくありません。

ここ3走は大敗続きですが、能力さえ発揮できればコントレイル世代でも屈指の存在。実績以上に人気のある馬で、どこかで復活劇が見たいと思っているファンは少なくないと思います」(別の記者)

 バビットといえば、トレードマークが強烈な逃げ。ラジオNIKKEI賞では本格化前とはいえ、あのパンサラッサに5馬身差で圧勝したこともある実力派だ。

 長期休養明けでいきなり能力全開は難しいかもしれないが、従来の走りができるならパンサラッサはもちろん、札幌記念(G2)で進化を示したジャックドールといった同型のライバルたちにとっても脅威になるはずだ。

 ソーヴァリアントにデアリングタクト、そしてバビット。復活を懸ける3頭が激突するオールカマーは、例年以上に注目を集めるレースになりそうだ。

大村克之

〈著者プロフィール〉

稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

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