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「重賞30連敗」M.デムーロ必勝の紫苑S、“捨てられた”相手が牙を剥く!?

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サークルオブライフ

 まだまだ暑い日が続いているが、競馬界では一足早く季節の替わり目を迎えている。今週末からは中山・中京での2場開催がスタートし、土曜日にはターフに秋の訪れを知らせる3歳牝馬の重賞・紫苑S(G3)が行われる。

 秋華賞(G1)トライアルとして重要な意味を持つ1戦、注目はやはり世代のトップホースの1頭であるサークルオブライフだ。今春は2歳女王としてクラシックを戦ったものの、期待とは裏腹に2戦ともに苦汁を嘗める結果に終わってしまった。

 桜花賞(G1)では極端に内有利なトラックバイアスが存在する中で大外枠を引いたこと、オークス(G1)では発走を待たされたことで気が立ち出遅れてしまったことと、春の2戦における敗因はそれぞれ明確である。それも馬の能力には起因しない不運な面が大きかっただけに、秋の巻き返しに大きな期待が寄せられている。

 譲れない“ラスト一冠”に向けて再起を図るサークルオブライフだが、デビュー以来コンビを組む相棒・M.デムーロ騎手も同様に逆襲の秋に燃えているはずだ。

 デムーロ騎手は今春の重賞戦線で中々勝ち星に恵まれず、その不調は夏を越えた現在まで尾を引いている。3月のファルコンS(G3)を制したのを最後に重賞30連敗中だけに、大本命に騎乗する紫苑Sは、何としても勝利が欲しいところ。ここで久しぶりの重賞制覇を成し遂げ、勢いよく秋のG1戦線へと臨むことはできるだろうか。

デムーロ騎手に“捨てられた”因縁の素質馬が牙を剥く

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ライラック

 だが紫苑Sを実りの秋への足掛かりとしたいのは他の出走馬も同様である。中でも、かつてデムーロ騎手に“捨てられた”因縁の素質馬が今回のレースで牙を剥く。その馬こそがライラック(牝3歳、美浦・相沢郁厩舎)だ。

 ライラックは昨年10月のデビューから継続してデムーロ騎手とコンビを組み、3戦目となる1月のフェアリーS(G3)で重賞制覇を達成。しかしクラシック戦線において、デムーロ騎手にはこの時既に阪神JF(G1)を制したサークルオブライフがパートナーとして存在していた。結果的にライラックは“捨てられる”形となり、桜花賞では福永祐一騎手が、オークスでは横山和生騎手が騎乗した。

 こうして挑んだ春のクラシック2戦はそれぞれ2桁着順に敗れてしまったが、これはゲートが決まらずに出遅れを喫してしまったことが最大の敗因である。管理する相沢師も紫苑Sに向けて「ゲートさえ普通に出られれば勝負になる」とコメントしており、力負けしているとは考えていないようである。

 クラシックでの16着、11着という着順だけを見れば相沢師の自信が過剰なものに思えるかもしれない。だが勝利したフェアリーSでは後に桜花賞、オークスを制して牝馬2冠を達成するスターズオンアースを下した実力は侮れない。このレースの結果を踏まえれば、ライラックには世代上位を相手にも通用する能力があると言えるだろう。

 また、紫苑Sはあくまでも秋華賞に向けた前哨戦であり、サークルオブライフにとっては当然ながら先を見据えた戦いとなる。

 一方のライラックも秋華賞を見据える点は同様だが、今回騎乗する戸崎圭太騎手はこの路線で既に春2戦を共にしたプレサージュリフトの主戦も任されている。順当なら秋華賞ではそちらに騎乗する可能性も高く、ライラックとのコンビは今回限りということもありそう。この点を考えれば、紫苑Sでは目先の勝利にこだわった戸崎騎手の“メイチ”の騎乗に期待ができるのではないだろうか。

 紫苑Sにおける1番人気馬の勝利は5年前のディアドラにまで遡ることとなり、前哨戦である点も加味すれば、ここでライラックがかつてのパートナー・デムーロ騎手と“恋敵”ともいえるサークルオブライフに一矢報いる可能性は十分。逆襲に燃えるライラックの渾身の走りに期待したい。

エビせんべい佐藤

〈著者プロフィール〉

98年生まれの現役大学院生。競馬好きの父の影響を受け、幼いころから某有名血統予想家の本を読んで育った。幸か不幸か、進学先の近くに競馬場があり、勉強そっちのけで競馬に没頭。当然のごとく留年した。現在は心を入れ替え、勉強も競馬も全力投球。いつの日か馬を買うのが夢。

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