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武豊と夢見た地で鮮烈インパクト!「脇役」転落の元主役候補が放った一瞬の輝き

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武豊と夢見た憧れの地で鮮烈インパクト!「脇役」として迎えた憧れの舞台、かつての主役候補が放った輝きに感動の声もの画像1
ドウデュース 撮影:Ruriko.I

 11日、フランスのパリロンシャン競馬場では、凱旋門賞(仏G1)の重要な前哨戦となるニエル賞(仏G2)が開催。日本からは今年のダービー馬ドウデュース(牡3、栗東・友道康夫厩舎)が、武豊騎手とのコンビで挑んだものの、7頭立てのレースで4着と振るわなかった。

 敗れたとはいえ、勝ち馬シムカミルとの着差は約3馬身3/4であり、5着馬がドウデュースから8馬身も置き去りにされたことを考えれば、海外遠征の初戦として着順ほど悲観するものではなかったかもしれない。

 大一番と同じ芝2400mの舞台でドウデュースと武豊騎手は、最後方から末脚に懸けるレースを選択。ロンシャン名物フォルスストレートから迎えた最後の直線でポジションを上げたものの、最後は脚が上がって伸び切れなかった。

 レース後に武豊騎手が「逆算して調整しているので、これから状態は上がってくるでしょうし、今日の結果に失望することはないと思います」、管理する友道康夫調教師も「本番に向けてロンシャンの馬場を経験できたのは良かったと思います」といったコメントを残している。

 ニエル賞については陣営も追い切り代わりと語っていたように、ドウデュースもまだ万全な状態ではなかったのだろう。レースを観戦したファンからは「まさか」という声もあれば、「やはり」という声もあった一戦だったが、本番までにどこまで状態を上げていけるかがカギとなりそうだ。

 そして、ドウデュースがこの日の主役を務めた一方で、これより2時間ほど前に行われたフォワ賞(仏G2)もまた、競馬ファンの一人として胸が躍る一戦でもあった。

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マイラプソディ

 昨年、ディープボンドが鮮やかな逃げ切り勝ちを収めたレースに、今年はマイラプソディが武豊騎手を背に出走。ニエル賞と同じく芝2400m戦で、6頭立ての最下位に終わったが、その走りは一瞬ながらも勝利を予感させる内容だった。

かつての主役候補が放った輝きに感動の声も

 スローペースに行きたがる素振りを見せたマイラプソディは、序盤から好位の外目を追走。抜群の手応えで最後の直線を迎えたときには、このまま突き抜けるのではないかと思えるほどの脚色に、驚かされたファンも少なからずいただろう。

 結果は周知の通りではあるが、これには友道調教師も「全盛期ならあそこから押し切ったと思う」と振り返ったほど。ドウデュースとコンビを組むニエル賞に向けても、武豊騎手の馬場状態把握という重要な任務を果たした。

 今でこそキーファーズの後輩ドウデュースの脇役のような扱いだが、デビュー当時のマイラプソディは、デビューから無敗の3連勝で重賞を制し、クラシック候補として大きな期待を懸けられた馬だった。

 断然人気に支持された共同通信杯(G3)を4着に敗れてから、別馬のような長期スランプに陥り、武豊騎手とキーファーズが夢見た凱旋門賞挑戦のプランは白紙となった。

 しかし、そんな過去を持つマイラプソディが、帯同馬として憧れの舞台でレースに出走したことは感慨深いものがある。フォワ賞を観戦したファンの多くが、ネットの掲示板やSNSで「マイラプソディ頑張れ」「もしかしたらチャンスがあるかも」「いい夢を見れた」と声援を送った。

 2歳上のマイラプソディは、寂しがり屋といわれるドウデュースにとっても心強いパートナーでもある。奇しくも2頭は同じハーツクライ産駒という共通点も持つ。自身の果たせなかった夢を先輩から託されたドウデュース。10月2日の大舞台で見事な巻き返しを披露してくれることに期待したい。

黒井零

〈著者プロフィール〉

1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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