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大怪我から復活誓う「逆輸入」の苦労人、リハビリ支えるジョッキーの絆に称賛の嵐

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 昨今、SNS上では競馬関係者やファンの間でひそかに盛り上がりを見せている「フジイチャレンジ」という言葉をご存知だろうか。

 これは現在、怪我からの復帰を目指しリハビリを続ける藤井勘一郎騎手を応援する合言葉。元々は同騎手が自身の「チャレンジ」に積極的な心構えを示すものとして用いていたものだが、それが藤井騎手へのエールの象徴として次第に浸透しつつある。

 藤井騎手は少年時代から騎手を志していたが、中学3年生の時点で体重規定に抵触しJRA競馬学校の受験を断念。それでも騎手になる夢を諦めきれず、15歳にして単身でオーストラリアへと渡り現地の競馬学校の門を叩いた。

 2006年にオーストラリア・ニューサウスウェールズ州で騎手免許を取得し、その後は同国に加えてシンガポール、韓国など世界各国で騎手として研鑽を積みながらJRA所属となることを目指した。

 その努力が実り2019年度に自身6度目のJRA騎手免許試験でついに合格。「逆輸入」という異色のルートでJRAの舞台へと辿り着いた苦労人であり、自身の心得を「フジイチャレンジ」と表現するのも納得の半生である。

充実した日々は一瞬にして暗転する…

 2020年にはフラワーC(G3)でアブレイズに騎乗し重賞制覇を遂げるなど、念願であった中央所属後も活躍をみせていた藤井騎手。しかしその充実した日々は一瞬にして暗転する。

 4月16日の福島8R、最後の直線で1頭の馬がバランスを崩して転倒してしまうのだが、そのすぐ後方で不幸にも巻き込まれる形になったのが藤井騎手の騎乗馬であった。

 このレースのパトロールビデオを確認すると、藤井騎手は転倒後にパニックに陥った馬に踏みつけられた模様。映像で見ても痛々しい様子が十分に伝わるものであり、この事故が原因で藤井騎手は脊椎第4胸椎の脱臼骨折の大怪我を負ってしまった。

 それから約2週間後に掲載された『東京スポーツ』内の自身のコラムにて、藤井騎手は自身の容態を報告した。このコラムによると緊急手術後は下半身の自由が利かず、日常生活もままならない状態だったとのこと。当然ながら早期の復帰は困難であり、藤井騎手は今日までリハビリを続けている。

 術後の容体を踏まえれば、競技復帰への道のりは相当に険しいことが想像できる。それでも藤井騎手は前向きにリハビリに取り組んでいるようで、自身のTwitterアカウント(@joifujii1)では「フジイチャレンジ」の言葉と共にその様子を発信している。

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