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ディープインパクト、メジロマックイーンら育てた名伯楽が勝率「3.6%」の大苦戦…“5頭目の正直”で問われる相馬眼

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C.ルメール騎手

 25日、日曜中京の5R・2歳新馬(芝2000m)には将来有望な若駒がスタンバイしている。

 人気の中心となりそうなのは良血馬の2頭。武豊騎手とのコンビでデビュー戦を迎えるマラマは祖母が牡馬相手の天皇賞・秋(G1)を勝利したヘヴンリーロマンスなので、おじにアウォーディーとラニがいる期待の血統馬。そんなマラマ以上に注目を浴びそうなのはバロッサヴァレー。全兄には大阪杯(G1)とジャパンC(G1)を制したスワーヴリチャードがいて、追い切りの動きなどを見ても初戦から勝負気配を漂わせている。

 そんな2頭を押しのけてデビュー勝ちを狙うのはC.ルメール騎手とのコンビで出走を予定しているシルヴァーアーマー(牡2歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。

 父は短距離かつダート寄りのマクフィで、血統的には前出の2頭に比べるとやや地味な印象を受ける。それでもこの条件でキャリアをスタートさせるのは馬主のクラシック制覇という野望があるからだろう。

 シルヴァーアーマーを所有するのは池江泰郎氏である。同馬を管理する池江調教師の父であり、ディープインパクトやメジロマックイーン、ステイゴールドなど数多の名馬を育て上げた名伯楽だ。

 2011年に調教師を引退した後は、競馬評論家として活動している池江氏。13年にはJRAの馬主資格を取得し、その肩書に“馬主”の2文字が加わった。

勝率「3.6%」の大苦戦…“5頭目の正直”で問われる相馬眼

 池江氏はこれまで4頭をデビューさせている。4頭のうち3頭がディープインパクト産駒で、残る1頭はステイゴールド産駒。つまり、これまでは自ら管理した名馬の子供たちを所有してきたことになる。

 種牡馬としても大成功を収めたディープインパクトとステイゴールドだけに所有馬4頭への期待も大きかったが、馬主としての通算成績は28戦1勝(勝率3.6%)。調教師時代とは勝手が違うのか、かなり苦戦を強いられている。

 特に現3歳のオールタイムハイはクラシック候補と呼び声も高かったが、これまで2戦2敗。芝とダートで大敗を喫しており、昨年末から長期休養に入ったままである。

 池江氏がここに来てマクフィ産駒を所有したのは、シルヴァーアーマーの母がリボンフラワー(父ディープインパクト)だからだ。実は、池江氏がこれまで所有した唯一の牝馬がリボンフラワーで、オーナーに初勝利をももたらした孝行娘でもある。

「池江氏は馬主として日本ダービー(G1)へのこだわりがかなり強いようです。リボンフラワー自身は3歳春にアネモネS(OP)に出走。桜花賞(G1)の切符獲得を狙いましたが、結果は5着でした。その後は脚元に不安を発症し、繁殖入り。シルヴァーアーマーは4番仔として生まれ、池江氏は5頭目にしてディープインパクトの孫を所有することになりました」(競馬誌ライター)

 シルヴァーアーマーの鞍上には母リボンフラワーにも騎乗経験があるルメール騎手を指名。母リボンフラワー以来となる馬主2勝目、その先にある大きな夢を虎視眈々と狙っている。

中川大河

〈著者プロフィール〉

競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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