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JRAアートハウスに忍び寄る“マイラー疑惑”の影…川田将雅「胸を張って秋華賞を迎えたい」も、スターズオンアース打倒に「トライアル男」の呪縛

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JRAアートハウスに忍び寄るマイラー疑惑の影…川田将雅「胸を張って秋華賞を迎えたい」も、スターズオンアース打倒に「トライアル男」の呪縛の画像1
アートハウス

 18日、中京競馬場で行われたローズS(G2)は、川田将雅騎手の1番人気アートハウス(牝3、栗東・中内田充正厩舎)が勝利。2番人気に支持された春のオークス(G1)で7着に敗れたが、川田騎手によると「走りのバランスが保てずに崩れた」ことで、本来の能力を発揮することが出来なかったようだ。

 その後、改善に努めた結果が今回の勝利を呼び込み、2着サリエラとの着差は1/2だったとはいえ、手応えはまだ残っていた様子。「捕まらないだろうと思っていました」と振り返ったように、パートナーに対する絶大な信頼が伝わるコメントだった。

 これには元JRA騎手の安藤勝己氏もオークスについて、自身のTwitterで「あの前進気勢を見ると主たる敗因は距離やな」と推測。「競馬上手いし本番も有力やと思う」と評価した一方で、距離適性に関しては「ゆくゆくマイルにシフトしそう」と懸念していた。

 実際、川田騎手もローズSは好相性だ。2019年ダノンファンタジー、2020年リアアメリアで連覇を達成し、今年のアートハウスを含めれば、過去4年で3勝の大活躍。これに気付けていれば、アートハウスの勝利もある程度予測できたかもしれない。

 その一方、連覇を決めた2頭はいずれも秋華賞(G1)で凡走。ダノンファンタジーは1番人気で8着、リアアメリアは2番人気で13着と振るわなかった。前哨戦の勝利で本番も上位人気が確実視されているだけに、気になる材料である。

「トライアル男」の呪縛…

 また、この一抹の不安に拍車を掛けるのが、アートハウスを管理する中内田調教師の悩ましいジンクスだ。

「一時期はG1レースで苦戦の続いた川田騎手ですが、近年は見違えるような活躍を見せています。今年もほぼ全国騎手リーディングの座を手中に収めている状況ですし、非常に弱点の少ない騎手といえるでしょう。

ですが、黄金タッグともいわれる中内田厩舎の管理馬の場合、G1に限ると思うような結果を残せていません。どちらかというと、これは川田騎手よりも厩舎のジンクスみたいなものでしょうか」(競馬記者)

 プライベートでも親密な関係にある「川田将雅×中内田充正」のコンビは、過去にG1で2勝を挙げているものの、その内訳はどちらも朝日杯FS(2017年ダノンプレミアム、2020年グレナディアガーズ)だ。

 中内田厩舎のG1勝利数は上記を含めた3勝なのだが、残りの1勝もC.デムーロ騎手とコンビを組んだ阪神JF(2018年ダノンファンタジー)となっている。勘のいい読者はもうお気づきだと思うが、これらは2歳馬のマイルG1が共通点だ。

 エース的存在の川田騎手もまた、中内田厩舎の馬では、G2やG3のようなステップレースであれば、非常に高い勝率を誇っていることに対し、本番のG1となると結果を残せていない。

 このような背景もあってか、一部のファンから「川田×中内田」の馬はトライアルで買えても、「本番では要らない」「マイラー調教師」と評する声もある。

 振り返れば、両者が初めてG1でコンビを組んだのは、アートハウスの母パールコードが4番人気で2着に惜敗した2016年の秋華賞だった。当時まだ売り出し中だった川田騎手としても、トップジョッキーに成長した現在の自分なら、勝てたのではないかという想いがあるだろう。

 二冠牝馬スターズオンアースを捨ててまで、母の無念を娘のアートハウスと晴らすことを選んだ川田騎手と母を管理していた中内田厩舎の大一番。一足先に“トライアル男”を卒業した鞍上なら、きっと好結果を導いてくれるに違いない。

黒井零

〈著者プロフィール〉

1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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