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女性アナたちの悲痛な叫び~多忙すぎて出会いがない、仕事なくバイト、年収200万も…

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女性アナたちの悲痛な叫び~多忙すぎて出会いがない、仕事なくバイト、年収200万も…の画像1「Thinkstock」より
 内閣府発表の「平成25年版少子化社会対策白書」によると、生涯未婚率は男性35%、女性27%に上るという。男女とも、おおむね3人に1人が、生涯未婚という計算だ。結婚しない/できない男女が増えてきた背景には、今や回復傾向にあるとはいえ約20年来続いてきた不況による低賃金化に加え、女性の高学歴化による男女の賃金格差の縮小などの要因が大きいといえよう。

 とりわけ女性の中でも「高学歴」「高収入」「美人」の3要素揃った女性アナウンサーは、男性から引く手あまたで、IT事業家、外資系金融マン、スポーツ選手ら高収入男性と結婚することも少なくない“勝ち組”の代名詞ともいわれる職業だ。

 だが、それはごく一部の女性アナの話でしかないという。現役地方局女性アナのAさん(35歳)は、その実情をこう話す。

「東京の全国キー局で“看板アナ”となった人以外、女性アナは結婚、恋愛に苦戦しています。忙しくて出会いがありません。男性と出会う機会も、仕事が忙しくほとんどありません。その少ない機会で知り合った男性も女性アナというだけで、恋愛の対象とは見てくれません。だから女性アナと出会ったならば、独身男性の皆様には、積極的に声をかけられることをお勧めします」

業務に忙殺されて出会いの機会がない女性アナ

 女性アナは、全国キー局、大阪の準キー局を含め、テレビ出演以外の時間は、放送局の社員としての仕事に忙殺される。これは年齢を問わず、変わることはない。

「若手時代なら社内での事務、中堅・ベテランとなると後輩指導も加わってきます。従って、テレビ局の外に出る機会すらめったにありません」(同)

 時には経理を担当することもあるという。

「マスコミ人として、ジャーナリスティックな仕事もあります。取材に出向き、自ら原稿も書きます。しかし、それ以外の事務仕事にも忙殺されます。とても異性と出会う機会などありません」(同)

 一方、放送局社員ではないフリーアナはどうか。

「女性アナと格好をつけていても、仕事がなければ生活できません。自分であちこちの放送局に営業をかけたり、オーディションを受けたり。テレビの仕事がなければ、講演や営業と呼ばれるイベントの司会などで食いつなぐ人も少なくありません。そうした仕事もなければ、アナであることを隠して、派遣や運送店の仕分けなどのアルバイトをしている人もいます。いつアナとしての仕事が入ってきても対応できるよう、レギュラーでの仕事は入れられませんから」(同)

 30代半ばの女性アナの収入は、全国キー局の社員アナは年収1000万円を超えるといわれるが、地方局の場合、「だいたい500万円から700万円程度といったところ」(在阪準キー局・放送局社員)だという。世間一般の華やかな女性アナのイメージからすれば、意外な金額といえるのではないだろうか。

 フリーの女性アナも同様だ。全国キー局でレギュラー番組を持っているなど、一部の例外を除けば、その収入は決して高くない。テレビでの露出が多い人でも「地方局での仕事のみを行っているアナならば、年収200万円にならない人もいるだろう」(前出の在阪準キー局社員)という。

 FMラジオのみの出演をしている女性アナだと、稼ぎはイベント司会や講演講師、人によっては女優業など、華やかな職ではあるが、収入面では不安定で厳しいのが現実だ。とても異性との出会いどころではない。

“専業主夫”大歓迎

 地方局の社員アナのBさん(30代)は、「アナの仕事を続けさせてくれる男性ならば、結婚相手の条件は問いません」という。

「収入面で男性も厳しい時代であることはよくわかっています。だから、気が合い、私と私の仕事を生涯にわたってサポートしてくれる男性であれば“ハウスハズバンド(専業主夫)”という選択肢も視野に入れています。でも、肝心の出会いがありません」(Bさん)

 このような状況は、フリーアナ/キャスターも同様だ。

 FMラジオを中心に、地方でキャスター業をしているCさん(30代)は、アナのほか、講演講師、イベント司会などで、年収は1000万円に届く。しかし、地方を軸としつつも全国を飛び回っており、洗濯、掃除すらままならない状況だ。

「今でこそ、収入面は落ち着いていますが、収入の少ない時代でも、男性の収入は気になりませんでした。生活を共にすることで支え合えると思います。フリーの場合、収入面でも不安定です。だから、収入面で不安を抱える男性の気持ちもわかります。むしろ高収入を鼻にかけるタイプのほうが、生涯を過ごすパートナーとしては無理です」(Cさん)

リアルの出会いが無理ならネットで

 こうして見てくると、女性アナといえども、ほんの一握りの成功者を除けば、ごく一般の会社員や自営業者と何も変わるところがない。華やかな社会の人のようだが、普通の出会いを求めている。

 冒頭で紹介したAさんは「Facebook、mixiといったSNSで知り合った方と、やり取りし、実際に会った男性もいる」と、SNSを通した出会いも“アリ”だと話す。

「リアルな社会で、男性と接点がなければ、ネットに求めるしかありません」(Aさん)

 こうしたネットでの活動は、SNSだけではない。

「ブログなどで、継続的に、趣味やご自身のことを綴っていらっしゃる方だと、興味の対象が合えば、こちらから連絡を取ることもありますよ」(同)

 漫画、スポーツなど、ごく一般的な話をブログに綴るだけでも女性アナとの出会いのきっかけはあるようだ。

「女性アナだからと色眼鏡で見ないで、普通の女性として接してもらって、ご縁があれば、いつでもお嫁に行きます」(同)

 知性と品性を身につけ、仕事もできる、そんな女性アナ/キャスターたち。その垣根は意外にも低いようだ。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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