トヨタから小池栄子まで、いたって本人たちは真剣であろうに、おせっかいにも「大丈夫なのか……」と、その行く末が気になるあれこれをピックアップ。
みなさまごきげんよう。フェルディナント・ヤマグチでございます。
でございますって、お前は一体誰なんだよと訝しく思われたそこのあなた。まずはこちらをご覧ください。
「日経ビジネスオンライン」(日経BP社)で連載している、「走りながら考える」というクルマの記事です。クルマの販売不振が叫ばれて久しい昨今ではありますが、結構なPV数を稼いでおりまして、いわゆるひとつの人気コラムでございます。どこのメディアでも、クルマの記事はほとんどスルーされるものなのですが、そんな厳しい社会状況のなかでも、なんとかアクセスランキング上位に踏み止まっています。「日経ビジネスオンライン」の主たる読者層は35歳以上のビジネスマンでして、そうした方々はまだまだクルマに対して多少の興味はお持ちなのでありましょう。
本日発売、トヨタ「86」を評価 超低重心の操作感 – 日経新聞web刊(4月6日)
で、「そうした方々」向けにトヨタが起死回生を図ってこの度売り出した「ハチロク」というスポーツカー。我が国では2枚ドア・スポーツカーの売上は惨憺たる状況でありまして、国産メーカーはどこも及び腰の状況。この由々しき状況を打破せんと、レース好きで有名な豊田章男社長の号令一下、トヨタからは実に13年ぶりのスポーツカーが売りだされました。
発売開始からわずか1カ月で、月販売予定の8倍もの受注をゲットしたというのですから、なかなかの滑り出しと申せましょう。でもまあこういう特殊なクルマは、欲しい人はすぐに買って、あとはズルズルと下落していくというテポドン型の弾道を見せるケースが多いのも事実です。先日北朝鮮が打ち上げた人工衛星のようにならないことを、願って止みません。
あいおいニッセイ同和、トヨタ新型ハチロクに車両保険12%割引適用 – Searchina(4月11日)
で、さらにハチロク。トヨタ傘下のあいおいニッセイ同和損保が、ハチロクに向けてスペシャルな車両保険を用意しています。
すごいですねぇ。スポーツカーは事故が多いから、保険料は高めに設定されるものなのです。それを割り引いちゃうとは……トヨタの本気が感じられます。まあ1年後、保険料がどのように変化するかが見物です。このままでは済みますまい。
小池栄子の夫 格闘家の坂田に5700万円支払い命令 – Sponichi Annex(4月16日)
話は変わりますが、このままでは済まないという意味では、格闘家でタレント小池栄子さんのご主人である坂田亘選手。何か大変なことになっておられます。遊技場経営者、ようするにP店の方から巨額の資金を融通され、それが貸したの貰ったのと見解が相違されている、と。このP店の方も法人税の滞納で差し押さえを喰らったというのですから、みなさま何をしているんでしょうという感じ。
わたるHP
借金の元となったのが恵比寿のこのお店です。私も2度ほど行ったことがあるのですが、大変美味しくて感じの良い店でした。ただ、場所がわかり辛いのが難点でした。「でした」というのは、すでに閉店されているのですね。HPは健在ですが。
フルボッコ – YouTube
坂田選手といえばこの映像で有名な方です。刺激的な映像のため、ログインが必要ですが、格闘ファンの方はぜひ。いやあ前田日明さんてマジで怖いですね。
何か取り留めがなく恐縮ですが、今後ともよろしくお願いします。
●フェルディナント・ヤマグチ:コラムニスト、半導体・電子部品アナリスト
「週刊朝日」「日経ビジネスオンライン」などの人気コラムニストであり、アナリストとして一般企業に勤めるビジネスパーソンでもある。経営者や文化人からタレントまで広がる無限の交遊網と、自身の「ビジネス」「遊び」の体験を引用して、経済、ビジネス、投資の法則を解説するという、まったく新しいジャンルを確立したコラムは、男女問わず多くのオトナたちのバイブルとなっている。