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快進撃中のLINE 広告頼りFacebookと明暗分ける収入源とは?

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石原さとみ石原さとみがマスコットキャラに!?
(「LINE HP」より)
 1月18日にユーザー1億人を突破したLINE。国内では、2011年6月のサービスインから、1年ちょっとでFacebook、Twitterなどのアメリカ発のSNSと肩を並べるサービスにまで成長した。はたして、躍進を続けるLINEの次の一手はどうなるのだろうか? 各メディアの記事から概観してみよう。

LINE利用者1億人突破、社長「世界挑戦の切符手に入れた」 ー ロイター(1月18日)

 LINEを運営するNHNジャパンでは、利用者1億人突破を記念したイベントを開催。Facebookの3倍となる異例のスピードで達成したこの節目に、各メディアからの注目も高くなっている。

 この記念イベントで「世界挑戦」を明確に掲げた森川亮社長。アジア圏から、13年は欧米への進出を本格化することを宣言。“打倒Facebook!”を旗印に、世界中のスマホユーザーを席巻していくつもりだ。現時点では、スペインや南米などを中心に利用者を広げているLINE。1億人を達成した現在でも、ユーザーの拡大を最優先課題と捉えており、本格的な収益化に向けたフェーズはまだ先だという。

「LINE」の売上高 フェイスブックに劣らない ー 中央日報(1月24日)

 SNSを語る上で切り離せないのが事業の収益化。韓国の東洋証券が、LINEの収益化に対して、明るい報告書を発表している。

 同報告書によれば、LINE利用者人あたりの収益創出力が4000ウォン(320円、1ウォン=0.08円)。Facebookの5000ウォンをやや下回るものの、決して見劣りをする数字ではない。本格的な収益化の前段階でこの収益創出力があれば、今後の伸びがさらに期待できるだろう。

 LINEの収益源としては、ゲームやスタンプの売り上げ、広告収入などがあげられる。今年、ゲームの売上高は2000億ウォン(160億円)、スタンプ、広告がそれぞれ1000億ウォンと予想する同報告書。今後の伸び次第ではさらなる上乗せも期待できる。

 また、Facebookが広告に収益の85%を依存しているのに対して、LINEの強みは、ゲームやスタンプ、広告など収益を分散化させていること。事業の優先順位が収益化に傾けば、アジア発のサービスがビッグマネーを創出する可能性はある。
 
LINEと組みたい企業、99%はお断り ユーザー1億人突破! キーパーソンが語る裏側 ー 東洋経済オンライン(1月18日)

 ラインを運営するNHNジャパンの森川社長と舛田淳執行役員にインタビューを行った全5回の連載記事。12年12月に取材された記事だが、NHNジャパンがなぜLINEを生み出し、急拡大をさせることができたのかが理解できる記事だ。

 現在、爆発的なブームによって、パートナーの申し込みも相次いでいるという。ゲームのみならず、各種サービス、さらに“LINEフォン”などさまざかな企業がLINEの勢いにあやかろうと必死にアプローチ。しかし、舛田氏はその申し出のほとんどを袖にしているという。まさに王者の貫禄といったところか。また、ネットなどで問題として上がっていた“未成年が出会い系問題に対しても対策を施していると舛田氏。全国の学校に社員を派遣し、LINEの使い方・注意点を子ども・保護者・教員にレクチャーをし、啓蒙活動を行なっている。  

 また、森川社長が振り返るのは、2000年代中盤〜後半の“失敗”。モバゲーやグリーが全盛となった際に、NHNではうまく時代を掴むことができなかった。当時、NAVERを立ち上げたものの、検索は撤退に追いやられてしまった過去がある。この失敗を踏まえて「SNSはどうあるべきか、コミュニケーションはどうあるべきかを考えてきました」という姿勢が、LINE成功の支えとなっている。

LINE利用で夫婦円満 ジャストシステム調査 ー SankeiBiz(1月28日)

 爆発的な普及にともなって、さまざまな企業がLINEに焦点を当てた調査を実施。LINEユーザーを浮き彫りにしようと懸命だ。

 ジャストシステムの調査によれば、LINE利用開始後には夫婦間のコミュニケーションが高まり、夫婦仲が良くなるという結果を発表。若者だけでなく、中高年層にもLINEは効果アリということだろうか。

BusinessJournal編集部

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