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驚愕のマスクの秘密?一体どれを買うべき?雑菌繁殖の危険、数万人の顔情報から開発…

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「Thinkstock」より
 この連載企画『だから直接聞いてみた for ビジネス』では、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問(?)を、当事者である企業さんに直撃取材して解決します。今回は林賢一氏が、マスクのサイズに関する謎について迫ります。

【今回ご回答いただいた企業】
ユニ・チャーム様

 スギ花粉が飛び交う季節である。花粉症の筆者にとっては、三種の神器が欠かせない。その3つとは、点鼻薬、抗アレルギー薬の「アレグラ」、マスクである。

 その中で最も肝心なのはマスクだ。特に強いこだわりがあるわけではないが、鼻との接着部に隙間が空いているタイプは心地よくない。かといって、高級なマスクを使用していても落ち着かない。結果、あまり高級すぎず、激安でもなく、その真ん中くらいのほどよきマスクをコンビニエンスストアで購入している。

 しかし、マスクを選ぶ際に困るのがサイズである。「子ども用」と記されていれば、さすがにそれは購入しない。「女性用」も購入を見送る。問題なのは「小さめ・普通・大きめ」などの3パターンがあるマスクの場合だ。自分の顔の大きさは、いったいどれに当てはまるのかわからない。顔面、自己申告である。

 おそらく「普通」を購入すれば問題ないのであろうが、それでも少し大きかった場合、鼻との間に隙間ができてしまう。かといって「小さめ」を購入して、それが小さすぎた場合、違和感が生じたり、紐をかけた耳が痛くなったりするだろう。

 そもそも、マスクのサイズは何を基準としているのだろうか? 普通サイズのモデルでもいるのだろうか? 気になる。

マスクの大きさの基準は?

 そこで、ユニ・チャーム様に直接聞いてみた。

「マスクの大きさは、誰を基準にして作っているのですか?」

担当者 弊社では、数万人のお顔のサイズのデータを持っておりまして、そのデータを基に、多くのお客様のお顔に合うように3種類のサイズでご用意しております。

--男性と女性で顔のサイズは違うと思うのですが、特に自分の顔が大きい、または小さいと感じている人以外は、普通サイズを買えばよいということでしょうか?

担当者 そうです。男性、女性はあまり関係なく、基本的には骨格や輪郭によります。

--例えば、自分に合うサイズがどれかを確認したい時は、どう判断すればよいのでしょうか?

担当者 ご希望でしたら、見本を会社からお送りいたします。例えば、普通サイズと大きめサイズで迷われている場合、その両方をお送りいたしますので、フィット感などを確認してください。

--子ども用も男女で分けられていますが、どのような違いがあるのですか?

担当者 小学校低学年までを対象とした子ども用は、男女問わず同じサイズですが、色と柄が違います。

--マスクは使い捨てとなっていますが、何回くらい使用可能なのでしょうか?

担当者 弊社としましては、原則的に1日1枚のご使用をご案内しています。

--「1日」の意味するところは、「24時間」ではなく「起きている時間」ということになりますか?

担当者 ある程度の耐久性は考えておりますので、24時間でも差し支えありません。

--それ以上使い続けると、不都合がありますか?

担当者 口元に当てるものですので、雑菌の繁殖といった衛生面の問題が生じます。また、生地の汚れや耐久面などを考慮して、1日1枚のご使用をご案内しております。

--ありがとうございました。

 このように、マスクは「数万人の顔サイズのデータ」を基に大きさを決定しているらしい。ユニ・チャームは、いつの間にそんな膨大な個人データを入手したのだろうか。まさに個人情報ならぬ、個顔情報である。すごいぞユニ・チャーム。
(文=酒平民 林 賢一/ライター)

・林 賢一(はやし けんいち)
1979年、五反田生まれ。脚本。学生時代から古舘プロジェクトで修業。近作はWOWOWのアニメ『脇役目線』。映画監督・入江悠と仲間たちが映画を愛する人々へ贈るメルマガ【僕らのモテるための映画聖典】で「映画のカット数を数える」という無謀な連載中。是非ご一読を。