スタートアップ成長の核心に迫る──「Growth Hub Conference 2025」が5月9日に開催

スタートアップのグロース(成長)に特化したビジネスカンファレンス「Growth Hub Conference 2025」が、2025年5月9日(金)に渋谷QWSで開催される。成長戦略やマインド、スキルといった本質的なテーマにフォーカスし、業界の第一線で活躍する経営者・マーケターらが多数登壇する注目イベントだ。
今回のカンファレンスは、バズワードやトレンドに左右されない「グロースの本質」に焦点を当てた構成が特徴。スタートアップの事業責任者やグロースリーダーが対象で、参加人数は150名限定。短期的なKPI達成ではなく、継続的かつ本質的な事業成長を目指すすべての人にとって、実践的な学びと刺激が得られる場になりそうだ。
本カンファレンスは、Growth Hubが目指す「成長の民主化」を象徴する取り組みでもある。限られたリソースや予算の中でも成果を上げてきた現場の声を拾い上げ、体系化することで、再現性のあるグロースモデルの確立を目指している。今後、スタートアップに限らず中堅・大企業のイノベーション部門にとっても、必要不可欠な知識とスキルが詰まった場になると期待される。
本カンファレンスでは事業成長に必要なことをすべてやり切る「グロース人材」に必要な要素を次の3つであると定義。
Mind:All for Growth=数字責任を持つこと
Skill:Marketing&Other Skills(PR/Sales/Product etc…)
Result:Track Record
そのうえで、グロースリーダーたちに成長のマインドやスキルをインプットできる、厳選された特別なコンテンツを用意している。さらに、積極的な人材交流を通じて知・経験の共有加速を支援する。
注目の登壇者たち
・松本恭攝氏(ジョーシス代表/ラクスル取締役会長):「世界で通用するグロースマインド」をテーマに基調講演。ラクスルやジョーシスといった複数の企業を立ち上げ、上場に導いた実績から、経営者視点での成長戦略が語られる。
・秋山広宣氏(インフォリッチ代表):モバイルバッテリーシェア事業で急成長を遂げたインフォリッチの代表として、上場後も成長を止めない経営戦略や意思決定のプロセスを語る。
・小泉文明氏(メルカリ取締役会長/鹿島アントラーズ社長):スタートアップから上場企業、そしてJリーグクラブ運営まで多岐に渡る経営経験を持つ同氏が語る「総合格闘技としてのグローススキル」に注目が集まる。
グロース人材の“甲子園”「Growth Heroes」も開催
本イベント内では、企業のグロースを牽引してきた若手リーダーが自らの実績をプレゼンするピッチ企画「Growth Heroes」も実施される。ファイナリスト6名によるプレゼンが行われ、優勝者には海外カンファレンスへの派遣、副賞としてメディア露出やモビリティ広告などが予定されている。審査員には小泉氏のほか、dof代表の齋藤太郎氏、マネーフォワード執行役員の駒口哲也氏、ohpner代表取締役の土井健氏らが名を連ねており、実力派の視点から評価が行われる。
登壇するファイナリストには、D2Cブランドやサブスクリプションモデル、toC向けアプリやBtoB SaaS領域で成果を上げてきたマーケター・PMたちが名を連ねる。マーケティングオートメーションやLTV最大化、オーガニック流入戦略といった実務に直結するトピックに加え、チームビルディングや組織の巻き込み方といったマネジメント面にも踏み込んだ内容が展開される予定だ。
参加者は、単なる事例紹介にとどまらず、グロースに必要な「思考」「仕組み」「人材育成」のリアルな実践知に触れられる絶好の機会だ。昨今のスタートアップ環境では、資金調達やプロダクト開発と並び、いかに持続的な成長エンジンを組み立てられるかが問われている。そうした背景において、本イベントは「グロースに強い組織とは何か?」を再定義する場となりそうだ。
また、イベント終了後にはネットワーキングの場も設けられており、登壇者や他の参加者との直接的な交流が可能。志を同じくする仲間との出会いや、将来の協業につながる新たな出会いのきっかけとなるだろう。
イベント概要
– 日時:2025年5月9日(金)12:00〜19:00
– 会場:SHIBUYA QWS
– 主催:Growth Hub運営事務局
– 対象:事業会社のグロース関連部門に従事する方
– 参加費:5,000円
イベントの詳細・参加申込は公式サイト(https://growth-hub.jp/conference)にて確認できる。