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米倉会長続投の可能性はゼロ!?

経団連新会長人事、混乱する“ポスト米倉”を大予想! 最有力は東芝・佐々木社長!?

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ポスト経団連会長の最有力 東芝佐々木氏

 前回の記事が、反響が大きかったので、もう少し深掘りすることにする。内容として多少、フライングしている部分があるかもしれない。なんとか経団連会長を出したいと運動している関係者の皆様には、お許しをいただきたいと思う。

「史上最低の財界総理」(経団連の元副会長)との評価がほぼ定着してしまった感のある米倉弘昌現会長(75、住友化学会長)は、来年5月に任期満了となる。ご本人がどう思おうと、続投の可能性はゼロである。

「会長レースは混沌」という点では見方は一致するが、現役の副会長の中から次の会長を選ぶとなると、それぞれの企業の思惑(もっといえばエゴ)があからさまになる。

 日本経団連のHPを見ると、米倉会長の次に表記されている副会長の筆頭は渡辺捷昭・トヨタ自動車相談役、2番目は宗岡正二・新日鐵住金会長、3番手が坂根正弘・小松製作所(コマツ)会長である。

 渡辺、宗岡の両氏は今春、任期をおえて退任する。坂根氏は副会長に残るが、コマツの会長を辞任して相談役になる(取締役でもなくなる)。従って、坂根氏までは次期会長の候補ではなくなる。

 順位第4位は小島順彦・三菱商事会長。5位は西田厚聰・東芝会長。西田氏も今春、副会長を退任して、しかも会長の“待機ポスト”である審議委員会議長や副議長に就かないことが2月12日に正式に決まった(と全国紙が書いているのだから、経団連側がそのような示唆をしたのだろう)。

 6番目は川村隆・日立製作所会長だが年齢は73歳。12月19日には74歳になる。三菱商事の小島氏は71歳。10月15日で72歳になる。「小島氏が次期経団連会長になるにしても就任時には72歳。いかにも高齢だ(年を取りすぎている)」との指摘が財界内部にもある。

 以下、三浦惺・日本電信電話会長、畔柳信雄・三菱東京UFJ銀行相談役、勝俣宣夫・丸紅会長、斎藤勝利・第一生命保険会長、宮原耕治・日本郵船会長、荻田伍・アサヒグループホールディングス会長と続く。

 その後は篠田和久・王子ホールディングス会長、大塚陸毅・東日本旅客鉄道相談役、奧正之・三井住友フィナンシャルグループ会長、大宮英明・三菱重工業社長(今春、会長に昇格)、石原邦夫・東京海上日動火災保険会長である。

 年齢に目をつぶれば、川村氏も可能性はゼロではない。小島順彦氏が会長レースのトップに立ったように映るが、小島氏は今年10月末に交代する日本商工会議所の岡村正会頭(東芝相談役)の後任の会頭の有力候補といわれている。「望外の展開になった。こういう状況になったら、商工会議所は捨てて経団連の会長を目指すのではないか。三菱商事は以前から経団連会長のポストを狙っていた」(総合商社の最高首脳)

 となると、日本商工会議所の次期会頭がいなくなる。さあ、困った。自民党政権とのパイプが太い三村明夫・新日鐵住金相談役(72)にやってもらうしかない。三村氏は中央教育審議会の会長に2月中に再任されることが決まっており、「第2期教育振興基本計画」のとりまとめを担うことになる。2009年から中教審会長を務め、再任で3期目となる。

 話を経団連に戻す。東京電力のワンマン&実力社長・会長だった勝俣恒久氏をはじめ勝俣3兄弟(4兄弟ということもある)と呼ばれ、毛並みの良さを誇る丸紅の勝俣氏には今春、丸紅の会長のポストを続投することができるかどうかという難関が待ち受けている。会長を続投できれば、経団連会長のダークホースに浮上してくる。

 大胆に予想してみよう。経済財政諮問会議の民間議員に就任して、その存在感を急激に高めている東芝の佐々木則夫社長(63、今春、東芝の会長昇格が有力視されている)が副会長在任1年足らずで経団連会長の椅子に駆け上る可能性がかなり高くなってきた。

 70歳代が当たり前の財界のリーダーの中で、佐々木氏は63歳。若さが最大のセールスポイントになる。

 もし、“佐々木経団連会長”が実現したら、最も割を食うのは東芝の先輩の西田氏だろう。佐々木氏を社長に指名した西田氏は、悲願だった経団連の会長にもなれず、経済財政諮問会議の民間議員のポスト争いでも佐々木氏に先を越された。