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元阪神投手の川尻哲郎氏、なぜ東京・新橋に居酒屋をオープン?大物OBも来店でファンと交流

文=五十嵐宇宙/ライター
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「虎戦士居酒屋 虎尻」のオーナー・川尻哲郎氏

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るった2020年は、飲食業界にとっても深刻な1年だった。しかし、逆風が吹き荒れる中で居酒屋をオープンした人物もいる。そのひとりが、阪神タイガースなどで活躍した元プロ野球選手の川尻哲郎氏だ。

 12月1日、東京・新橋にオープンした「虎戦士居酒屋 虎尻」のオーナー・川尻氏といえば、虎党にとってはなつかしい名前のはずだ。1990年代後半の“暗黒時代”と称された阪神で二度の2桁勝利をマークするなど主戦投手として活躍した川尻氏は、98年にノーヒットノーランを達成し、同年の日米野球でも好投した。ジャイロボールをはじめとする多彩な変化球を駆使し、打たせて取る投球術で打者を翻弄。大阪近鉄バファローズ、東北楽天ゴールデンイーグルスと渡り歩き、現役11年間で通算60勝をマークした。

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 そんな川尻氏は、現役引退後も解説や独立リーグ・群馬ダイヤモンドペガサスの監督を務めるなど野球に携わってきたが、飲食業界に参入するのは初めてだ。なぜ、コロナ禍の逆風が直撃しているタイミングで未経験の世界に挑んだのか。

関東で阪神ファンが集える店は意外と少ない?

 オープンの3日前に「虎尻」で行われたレセプションで筆者が川尻氏を直撃すると、出店に関する思いをこう語ってくれた。

「関西なら多いと思いますが、関東で阪神ファンが集えるお店って意外と少ないんですよ。なので、この店が関東の阪神ファン、野球ファンが楽しめる店になればいいなと思って」

 コロナ禍に翻弄されたのは飲食業界だけではない。かつて川尻氏が活躍したプロ野球界は開幕時期が約3カ月も遅れ、試合数は120試合に短縮、6月の開幕時点では無観客での開催と、これまでにない激動のシーズンとなった。同時に、ファンにとっては球場で試合を見て、語らう、というごく普通の日常が奪われてしまった。

 そんな野球ファン、阪神ファンたちが集い、かつての虎戦士と語らえる場として、川尻氏は東京に店をオープンしたという。

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「虎尻」はJR新橋駅日比谷口のシンボルであるSL広場から徒歩30秒という好立地に加え、店内は阪神ファンなら誰もが喜ぶ野球グッズが数多く並ぶ。フードメニューを見ると「軟骨辛いさん(880円)」「魔球(ジャイロボール)土手煮(1090円)」など、野球ファンならクスッとくるようなセンスのあるネーミングのものばかり。なお、ピッチング指導は「0円」だという。

「虎尻」では、オーナーの川尻氏をはじめとするかつての虎戦士がやってきて客と語らうのはもちろん、定期的にイベントが開催される予定もあるという。直近では、12月19、20日に濱中治氏が来店し、ファンミーティングが開催される。その後も、広澤克実氏らの元虎戦士がトークショーなどに出席予定とのことで、店を盛り上げてくれるのは間違いない。

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