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ユーグレナ、バイオマス糖の活用策調査=SAF用藻類培養で―マレーシア
【クアラルンプール時事】日本のバイオベンチャー企業ユーグレナは4月30日、アブラヤシ古木などのバイオマスから糖を取り出し、持続可能な航空燃料(SAF)の原料となる微細藻類の養分として活用する方策について、マレーシアで調査を行うと発表した。経済産業省の補助金を得て、2026年2月まで実施する。
ユーグレナは、マレーシアの国営石油会社ペトロナス、イタリアのエネルギー大手ENIの2社と、SAFなどのバイオ燃料を生産する計画に取り組んでいる。アブラヤシの古木や茎、葉などから糖を製造し、藻類の培養に用いることができれば、バイオ燃料の課題の一つである原料調達が容易になる。
調査では、実際にアブラヤシ古木などから糖を試作。さらに、それを用いた藻類の実地培養試験を行う。資源量や収集方法なども調べる。ユーグレナは30年代前半に、高密度で大量培養した藻類を用いてバイオ原油を商業生産することを目指している。(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2025/04/30-20:11)
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