やめなさい』(中経出版)
ビジネスマンに必要やスキルとして、「モテ」が求められているそうな……。最近では「エロティックキャピタル」(人を惹きつける資質ということらしい)なるものまであるそうで、ビジネスの世界でもその能力が必要だとする学者まで出てきているというから驚きだ。本当なのか……?
確かに営業マンであろうと、管理職であろうと、(男女間というだけでなく)”人にモテる”ことで仕事がスムースに進むことがあるのはなんとなくわかる。もし、私が”モテリーマン”なら、クライアントのあの女性からもっと仕事をもらえるかもしれない。
しかし、それだけではないらしい。というのも、国立社会保障・人口問題研究所の「第14回出生動向基本調査」によると、夫婦が出会ったきっかけの29.3%が「職場や仕事」なのだそうだ。「モテをビジネスに応用する」なんて聞くと、「都合のいい事いいやがって!」と眉つばに思えてしまうかもしれないが、「結婚」という人生の一大事にも関わってくるとしたら無視できない。
でも……映画『モテキ』じゃないんだから、それができたら苦労しねーぜ! と嘆いていたところに、ちょっとした”ネタ”が舞い込んできた。
「モテない人は『ビジネスメール』に気を使うべし!」
なるほど、ほとんどの業務連絡がEメールで行われている昨今、いかに好感度の高い文面をひねり出せるかが、ビジネスマンの「モテ」に直結する可能性があるというのだろうか……。
そこで、今回はiPhoneアプリ『モテメール辞典』の作者で、著書『もう「いい人」になるのはやめなさい!』(中経出版)が、「マジで使える!」とナウな紳士に受けてベストセラーとなった、エッセイストの潮凪洋介氏に話を聞き、「モテるビジネスメール」の極意について指南してもらった。