ソフトバンク”つながりにくい”解消で、ドコモ戦々恐々!? – (7月11日)
本記事中にもあるように、すべての端末がプラチナバンド対応ではないという落とし穴があるものの、iPhoneをはじめとする多くのスマホユーザーにとって朗報であることは間違いない。これにともなって、ソフトバンクではSMAPを起用したテレビCMを大量出稿。特設サイトも開設し、「つながる」ソフトバンクを大々的にPRしている。
ソフトバンク株主総会、日本で「営業利益1位を目指す」 − ケータイwatch(6月22日)
先月行われた株主総会では、2016年までに連結営業利益1兆円を目指すと公言した孫社長。11年度の営業利益は約6700億円であり、さらに3300億円ほどの利益増が目標だ。「これを果たせなかったから、『ただのペテン禿』(笑)。ネットでよくそう言われるが、禿げてはいるが、ペテンではないと言い返している(笑)」まさかのハゲネタでその本気度を表現する孫社長。プラチナバンドを武器に、精も“毛”根も尽き果てるまで、1兆円の目標に取り組んでいく意気込みだ。
「iPhoneとiPad持ってない人、人生悔い改めて」――孫社長が講演 − ITメディア(7月11日)
プラチナバンドの開始を目前に勢いを増す孫社長は7月11日に行われた「SoftBank World2012」で「iPhone、iPad、スマートフォン、どれも持っていないという人は、今日から人生を悔い改めていただきたい」と発言。さらに、坂本龍馬をこよなく愛する孫社長は、企業戦士たちを侍になぞらえ、「iPhone、iPad、片方しか持っていない状態では、戦に出たら負ける」と情報戦争を生き抜く方法を伝授した。いくら念願叶って上機嫌とはいえ、ちょっとビッグマウスが過ぎないだろうか……。早くも「ペテン禿」の横顔が見え隠れしている。
ドコモ、加藤新社長の就任会見を実施 – スローガンはスピード&チャレンジ − マイナビニュース(6月20日)
6月20日にドコモ新社長に就任し、「スピード&チャレンジ」のスローガンを掲げる加藤薫氏も、ソフトバンクのプラチナバンド獲得に言及。しかし、「900MHzは少し曲がりやすい、少し飛びやすい程度。都市部においては、ほとんど効果の違いを感じられないのでは」と、その影響を微々たるものと予想している。はたして、孫社長はプラチナバンドを過信しすぎなのか? それとも加藤社長はソフトバンクを軽視しすぎているのか? モバイル界の巨人ドコモは、全国に密に配置された基地局でソフトバンクに対抗していく考えだ。
もう1つのプラチナバンド“700MHz帯”の行方はいかに? − 日経トレンディ(7月4日)
もうひとつのプラチナバンドといわれる700MH帯。ソフトバンクが奪取した900MH帯に対して、あまり盛り上がりを見せていないが、ドコモ、au、イー・アクセスの3社に割り当てられることが決定した。イー・アクセスにとって、国内大手キャリアと同じ帯域を確保した意味は大きく、今後同社のLTEサービスを大きく左右することとなる。同社は、15年までにイー・モバイルのユーザー数1500万契約、シェア10%を目指すと発表しており、ソフトバンクにとっての見過ごせない刺客となるかもしれない。
(文=萩原雄太/かもめマシーン)