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ブラック企業アナリスト・新田龍「あの企業の裏側」第2回

何もせずに高額料金をふんだくる!? 詐欺SEO業者の手口

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「Thinkstock」より
 「ブラック企業アナリスト」として、テレビ番組『さんまのホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)、「週刊SPA!」(扶桑社)などでもお馴染みの新田龍氏。計100社以上の人事/採用戦略に携わり、あらゆる企業の裏の裏まで知り尽くした新田氏が、ほかでは書けない、「あの企業の裏側」を暴く!

 今回は、「SEO業界」の主要企業を特集する。 

 SEOとは、言うまでもなく「Search Engine Optimization=検索エンジン最適化」の略だ。一般的には、「ある特定のキーワードを検索したとき、検索結果の上位に自社サイトを表示するためにサイトを最適化する技術」と認識されているが、それ以外にもWebページの機能を向上させ、自社サービスの購買につなげるためのさまざまな仕組みを実践することを総合的に指す概念だ。

 自社サイトの価値を高めたい経営者やWeb担当者は、「検索サイトに上位表示され、見込み客が集まる」という結果を求めて日々知恵を絞っており、場合によっては外部の「SEOコンサルティング」と呼ばれるサービスを利用することもある。

 多くのSEOコンサルティング会社は誠実かつ真摯にビジネスを展開しているのだが、一部の劣悪な業者、それも、けっこう大規模に展開している会社が、「SEO詐欺」(「詐欺まがい」ではなく、まさに文字通りの詐欺だ)をやっているという実態があるのだ。詳しく説明していこう。

 詐欺の内容はシンプルである。

 「SEO対策をすると言っておきながら、やらない」

のである。何も有効な手立てを打っていないのに、打ったフリをして、高額なコンサルティング料や顧問料をふんだくっているのだ。

 なぜそんなことができてしまうのか? この問題は、SEOの概念自体に原因がある。
ポイントは3つだ。

(1)効果保証をしにくい一方で、カネは取りやすい

 どういうことか? これは、SEOコンサル会社のHPのQ&A欄を読めば一目瞭然である。実際に、某社のホームページに掲載されている説明文を抜粋してみよう(太字下線強調は筆者による)。

Q:SEO対策をすれば、検索順位は絶対に上がりますか?

A:絶対に上がるとは保証できません。Yahoo!やGoogleが独自に順位基準を設定していますので、それに沿ってつくればある程度上がりやすくなりますが、サーチエンジンのランク付けのアルゴリズムは年々高度化が進む上、頻繁に更新が行われ、その度に激しく順位が変動するため、SEO対策に「絶対」は存在しません。

Q:検索順位が下がったのですが、どう対策したらいいですか?

A:いろんな要因で順位が下がります。自社のSEO対策に問題がある場合もありますが、逆に他社競合のSEO対策で相対的に順位が下がった可能性もあります。下がった直接的な要因がどこにあるかを見つけることは困難ですが、慌てずにSEO対策を実施しましょう。

 まさにラットレースの無限ループである。 

 「効果は保証できないけど、そんなもんですからまずやりましょう。やったけど効果がない? それは取り組みが足りないからです。もっとやりましょう」 
というわけだ。提案がうまくいけば、業者は無限にカネを吸い取れることになる。

(2)業者が提供するSEO情報に、明確な根拠はない

『「伸びる社員」と「ダメ社員」の習慣』


ダメ社員を抜け出す簡単な方法

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