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もう「運転」なんか不要?無人タクシーや自動運転車がスゴすぎる!実用化目前に

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自動走行システムの実現期待時期(「内閣府 HP」より)
 日本で自動運転車が本格的に動きだす。無人タクシーの運営が実証実験に入るほか、トヨタ自動車は高速道路を自動で運転するデモンストレーションを行っている。タクシーは電車がないなど交通の不便な地域の住人の利用などが想定され、トヨタは体にハンディキャップのある人や免許を返上した高齢者などへ交通手段を提供することを目的として挙げている。


 神奈川県とロボットタクシー(東京・渋谷区)は今月1日、神奈川県藤沢市で自動運転タクシーの実証実験を始めると発表した。ロボットタクシーはスマホゲームのディー・エヌ・エー(DeNA)と自動運転ベンチャーのZMPの合弁企業。ZMPは名古屋などで自動運転の実証実験の実績を積んでいる。

 実証実験は、乗客の自宅からスーパーマーケットまでを自動で走行し、高齢者の買い物支援などを行っていく方針。藤沢市の約50人の住民をモニターとし、乗り心地やサービスなどの感想を集めて改良を重ねる。ロボットタクシーのホームページでは「携帯端末で目的地を指定するだけであなたがいる場所まで迎えにきて、カメラで自動認識しドアを開け、交通情報などから最短ルートを割り出し発車してくれる」などとしている。藤沢市を皮切りに、来年3月までには宮城県仙台市、愛知県名古屋市でも無人タクシーの実験を行う予定。

 現在の道路交通法では、運転席に座る人間の運転を義務付けている。実験中は安全確保のため運転席に乗務員が座り、緊急時に対応する。政府では実験がうまくいけば法律の改正を行い、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに実用化する方針だ。センサーでの感知のほか、車間の通信(車車間通信)での相互位置把握などで安全性を確保する見通し。

 ロボットタクシーでは、人口減少で鉄道やバスが廃線になってしまった地方での運用や、病院や介護施設の巡回を想定している。これまでのタクシー会社では営業経費の7割が人件費とされ、無人なら低い単価でのサービス提供ができるとみている。

進むインフラ整備


 一方、トヨタは今月上旬にマスコミ向けに自動運転車を公開し、実際に人を乗せて高速道路を走行した。こちらもドライバーが控えていたが、車線変更や合流などはスムーズに走れたという。同社でも20年をメドに自動運転の市販車を発売する方針だ。

 独ベンツや米GMといったライバルメーカーや、米アップルやグーグルという異業種からも自動運転を目指す動きが出てきている。日本のセンサー技術や高機能なカメラ、通信技術を磨き、先行しての実用化を目指す。