
レジルとの提携でScope2排出量削減とブランド価値向上を実現
2025年4月、福島県を拠点とする自動車ディーラーの福島マツダは、全店舗で使用する電力を100%実質再生可能エネルギー(再エネ)への切り替えを実現しました。この取り組みは、エネルギーソリューションを提供するレジル株式会社との電力供給契約に基づくもので、Scope2排出量の削減と環境負荷の低減、さらにはブランド価値の向上を目指しています。
脱炭素社会への貢献と企業価値の向上
福島マツダは、「走る歓びと期待を超える保有体験の提供で私たちの福島を元気にします。」という企業理念のもと、地域に根ざした事業活動を展開しています。防災イベントの開催や地域防災訓練への参加など、地域社会への貢献にも積極的です。また、「健康経営優良法人」の認定を3年連続で取得するなど、従業員の働きやすい環境づくりにも注力しています。
近年、企業の環境への取り組みは、求職者や顧客からの評価に大きな影響を与える要素となっています。福島マツダは、再エネの導入により、環境負荷の低減とブランド価値の向上を同時に実現し、採用活動や顧客満足度の向上にもつなげたいと考えています。
レジルの法人向け電力小売サービス
レジル株式会社は、「脱炭素を、難問にしない」をミッションに掲げ、法人向けに電力小売サービスを提供しています。2004年に開始した「マンション一括受電サービス」で培ったノウハウを活かし、2016年から法人向けサービスを展開。2025年1月には、法人や自治体への約7,400件の電力供給すべてにおいて、非化石証書取引を活用した実質再エネ100%化を実現しました。
レジルのサービスは、電気料金の削減と脱炭素化の両立を可能にし、企業の経営支援を行っています。福島マツダは、Scope2排出量削減による環境貢献とブランド価値の向上を評価し、レジルとの提携を決定しました。
福島マツダの代表取締役、戸田博氏は次のように述べています。
「この度、レジル株式会社と電力供給契約を締結し、当社全店舗における使用電力を100%実質再生可能エネルギー化することができました。これにより、電力コストの削減に加え、Scope2排出量の大幅な削減を実現し、脱炭素化への貢献を果たすことができます。近年、環境への取り組みは、企業の社会的責任(CSR)の観点だけでなく、求職者やお客さまからの評価にも大きな影響を与える重要な要素となっています。
今回の取り組みを通じて、当社が目指す『地域とともに歩む企業』としての姿勢をより明確にし、福島マツダのブランド価値を高めることができると考えています。
今後も、環境負荷低減と企業価値向上の両立を目指し、持続可能な事業活動に取り組んでまいります。」