佐々木希と所属事務所トップコートの“情報統制”が奏功す…渡部建乱倫報道をもろともせず
どうも、“X”という小さな芸能プロダクションでタレントのマネージャーをしている芸能吉之助と申します。
この夏も、いろんな芸能ニュースがお茶の間を騒がせましたね〜! 芸能マネージャー目線からニュースのウラ側を好き勝手に解説する本連載、いくつか気になるニュースがありましたので取り上げていきたいと思います。
まずは、8月23日放送の『24時間テレビ43 動く人』(日本テレビ系)に佐々木希ちゃんが生出演した件。希ちゃんは、番組内の「チャリティー笑点」のコーナーにスペシャルゲストとして登場。お笑いコンビのテツandトモと一緒に「なんでだろ〜」ダンスを全力で踊り、変顔まで披露しました。
佐々木希ちゃんの夫であるアンジャッシュ渡部建さんは、6月に“多目的トイレ不倫”が発覚し、現在も活動自粛中。ネットでは「変顔しててもかわいい」と美貌を称賛する声がある一方、「渡部のせいで佐々木希が体を張ってるな」「かわいそうで見てられない」など、彼女の頑張りを痛々しいと感じる人も多数いたようです。
もちろんぼくもこの放送を見ていましたが、まず思ったのは「トップコート(佐々木希ちゃんの所属事務所)ってやっぱりスゴイな〜!」ということ。夫があんなことになって、佐々木希ちゃんをこれからどう活動させていこうかって考えたときに、ほとぼりが冷めるまでおとなしくしているのが普通だと思うんですけど、全然そうじゃない。
希ちゃんは、9月2日発売の「anan」(マガジンハウス)の表紙にも登場しており、誌面には家族について語ったロングインタビューも掲載。日本中から非難されるようなスキャンダルが発覚した夫と、それでも離婚しないで家庭をやり直そうとしている希ちゃん。彼女は今、何をやってもイメージがよくなる時期なんですよね。そのタイミングを逃さずに、『24時間テレビ』や「anan」のようなインパクトのある仕事を入れてくるという、この攻めの姿勢、さすがトップコート!
トップコートやり手女社長の情報戦略が奏功したか
2018年の『24時間テレビ41』には同じ事務所の大先輩である木村佳乃さんも出演していたし、『24時間テレビ』とトップコートって、もともと関係が深い。それでブッキングしやすかったというのもあるでしょうね。そして、ああいう形で出演できる希ちゃんのキモの座り方もスゴイな、と。さすが元ヤンとウワサされるだけのことはありますよね(笑)。
トップコートといえば、菅田将暉くんと中村倫也くんのコラボ楽曲が8月28日に配信リリースされ、さらにそのMVには松坂桃李くんも出演していることが大きな話題となりました。
また、杏ちゃんが東出昌大くんとの離婚を発表した際には、「慰謝料請求なし」「東出出演映画(『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(東宝))が公開されるまで発表を控えた」「(東出との)共演NG指定せず」など、彼女の寛容な措置が大々的に報じられました。これも、トップコートが働きかけた記事なんじゃないかな〜。イメージ作りが本当にうまいですよね。
以前、この連載でも紹介しましたが【第22回】、トップコートをまとめるのは、美人社長としても有名な、昭和芸能界のドン・渡辺晋氏の次女である渡辺万由美氏。万由美社長は現場によく顔を出す社長として評判で、所属タレントたちは下の名前で呼び合うなど家族のように仲がいいそうです。
前々から業界内では今をときめく売れっ子を多数抱えるやり手事務所として有名でしたが、最近、世間一般に対してもますますその存在感を強めていっている感じがしますね。
(構成=白井月子)