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『貴族探偵』、嵐・相葉が「端役」生瀬に食われ透明人間状態…月9史上最低視聴率が目前

文=西聡美/ライター
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『貴族探偵』、嵐・相葉が「端役」生瀬に食われ透明人間状態…月9史上最低視聴率が目前の画像1「Thinkstock」より

 月曜夜9時台放送のフジテレビ系連続テレビドラマ枠、いわゆる“月9”の今クール作で、嵐の相葉雅紀が主演を務める『貴族探偵』(フジテレビ系)第5話が15日に放送され、平均視聴率8.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)となり、第4話(同8.9%)から約1%の大幅ダウンに終わった。これで4話連続での一桁台となり、前クールの『突然ですが、明日結婚します』が記録した“月9史上最低視聴率”である5.0%を下回る懸念も浮上している。

 玉村依子(木南晴夏)の紹介で、大富豪・桜川鷹亮(竜雷太)の屋敷を訪ねる高徳愛香(武井咲)。鷹亮の外孫にあたる豊郷皐月(加藤あい)に歓待され、今日は鷹亮の直系の孫・桜川弥生(北香那)の花婿選びの儀式の日だと聞かされる。花婿候補達がキジ狩りをし、最初にキジを射止めた者が第一候補になるのだが、最終的には弥生が花婿を選ぶというもの。

 時代錯誤な儀式に違和感を持ちつつ、貴族探偵(相葉雅紀)のことを聞き出すことが目的の愛香は、鷹亮の部屋に呼ばれて気合充分。しかしそこには貴族探偵がいた。鷹亮とは旧知の仲で、花婿選びを見届けることになったという。さらに鷹亮の提案で愛香も同席することとなる。

 キジを射止めた金山俊市(忍成修吾)と、ほかの花婿候補たちが互いにけん制し合う空気のなか、キジの生き血を飲む儀式の直後に金山が大量の血を吐いて倒れた。意識を失う寸前に残した「うつき」という血文字を元に、愛香や駆けつけた鼻形雷雨刑事(生瀬勝久)は犯人捜しをはじめる。鼻形は皐月に一目惚れし、いつも以上に気合が入っていた。

 桜川家の使用人、愛知川親子から話を聞きつつ、推理をする愛香。「うつき」というのは毒性の野草「毒うつぎ」を指していて、金山自身が集めていたものだと結論を出す。事件の核心に近づいたとき、花婿候補3人が次々と殺害される。この惨状をみて貴族探偵は「どうやらこの屋敷には獰猛なオオカミが潜んでいるようですね」と呟くのだった。

 産後復帰となる加藤あいをゲストに迎えて、2話連続で描かれる桜川家の殺人事件。その前半戦、今回は殺人事件が起きるまでのお話。謎解きは来週なので、今回は貴族探偵の使用人たちの出番はなく、物語の後半に佐藤(滝藤賢一)が扉を蹴破るだけの役割で登場した。

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